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月明かりの追憶

第7章 今に生きる

宮「で、気になることって?」



けど、頭の片隅には。



横「取り合えずこっちに来れる?」



ちゃんと、忘れずにいたつもりでいたんだ。



宮「ちょっと待って」

佐「呼び出しですか」

宮「うん、ごめんね」

佐「いいですよ、その代わり俺も連れて行って下さいバーベキューとサウナ」

宮「あぁ、ハハッ」



河合くんたちも―



戸「やっぱり気になるんだよね」

橋「トッツー?」

河「考えすぎじゃね」

五「でも俺らが転生しているって事は」

塚「他にもいるかもしれない、なぁーんちゃって」

橋「塚ちゃん、ふざけない」

塚「俺はいたって真面目だよ」

河「はいはい」

五「とにかく1度あいつらと話をした方が」

戸「そうだね」



そう、いたんだ他にも。



若林「春日が行方不明って本当ですか?」



キタミツ、いやセレネ姫にとってとても身近な存在だったあの人が。



「ルークさまが姫の許嫁」

「えっ、ちょっと待って」

「年の差が一回り以上もない」

「亡き王が決めたこと」

「姫はそれを」

「まだ知らぬ、時が来たら話すように言われていた」

「時とは?」

「年頃になった頃だ」



が、しかし姫は地球のプリンスであるエリオ様と恋仲となり。

ルークさまは…えっとーあれ、どうしたんだっけか?

俺達は、その壮絶な最期を知らない愛に満ちた。




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