月明かりの追憶
第1章 はじまり
二「わざと独りでいようとしていない?」
北「んなことねって」
二「本当に?」
北「あぁ、フッ」
二「じゃ今日は俺と一緒にいてくれる?」
北「‥‥‥」
ふっ、負けたわ。
北「分かった」
二「やった、じゃあ何処へ行こっかなぁ」
北「お前の好きな所でいいよ、フッ」
嬉しそうにニコニコしているニカを見ていて思う、こいつには勝てないと。
それから、2人していろいろと見て周り俺達は公園へと辿り着いたんだ。
二「夜の公園って怪しい感じがするな、フフフッ」
北「お化けでも出たりしてさ、ニヤッ」
二「ちょ、やめてよミツ」
北「ガハハッ、相変わらず怖がりだなぁ、あっ、あそこに何かいる」
二「うわっ、マジでやめろって」
北「カッカッカ」
と、そのとき。
二「あれミツ」
北「んっ?」
二「首筋に不思議な痣みたいなのがある、まるで月のような初めて知った」
北「こっ、これは」
やっべ見られちまった。
二「不思議だな昼間はぜんぜん気づかなかったのに」
なんとか誤魔化さないと。
北「あのなニカ」
言い掛けた、次の瞬間に。
二「うわぁーなんだよ!?こいつ、放せ」
ニカが座っていた芝生がイキなり盛り上がったかと思ったら、スライムみたいなのがその身体に巻き付いて来て。
北「この化けもんがぁ」
二「ミ…ツ‥ミツ…くる‥し…うぐぐっ」
北「ニカ!」
その顔が、見るみると青ざめていく。
北「やめろ、やめてくれーこいつに手を出すんじゃねぇ」
俺は、無我夢中で4つの玉が入った袋を投げつけたんだ。
するとスーッと離れて行き、ニカはガクンと気を失い地面へ倒れ込む。
その傍へ寄ろうとした、途端にグイッと今度は俺の足を何かが引っ張ってよ。
なに!?
グイグイと物凄い力で引きずられて行き。
北「はっ、放せ、クッ」
これってマジでやばい!
「ふふふ、やっと捕まえた月のプリンセス」
焦る俺の耳に聞こえて来た不気味な魔物の声。
「そのエナジー、我が頂く」
藤…ヶ谷‥
意識を失う前に浮かんだ顔、それは自分のシンメの笑顔だった。
お前に会いたい―
それを最後に、身体が闇の中へ包み込まれていくのを感じる。
絶対絶命の淵へと。
北「んなことねって」
二「本当に?」
北「あぁ、フッ」
二「じゃ今日は俺と一緒にいてくれる?」
北「‥‥‥」
ふっ、負けたわ。
北「分かった」
二「やった、じゃあ何処へ行こっかなぁ」
北「お前の好きな所でいいよ、フッ」
嬉しそうにニコニコしているニカを見ていて思う、こいつには勝てないと。
それから、2人していろいろと見て周り俺達は公園へと辿り着いたんだ。
二「夜の公園って怪しい感じがするな、フフフッ」
北「お化けでも出たりしてさ、ニヤッ」
二「ちょ、やめてよミツ」
北「ガハハッ、相変わらず怖がりだなぁ、あっ、あそこに何かいる」
二「うわっ、マジでやめろって」
北「カッカッカ」
と、そのとき。
二「あれミツ」
北「んっ?」
二「首筋に不思議な痣みたいなのがある、まるで月のような初めて知った」
北「こっ、これは」
やっべ見られちまった。
二「不思議だな昼間はぜんぜん気づかなかったのに」
なんとか誤魔化さないと。
北「あのなニカ」
言い掛けた、次の瞬間に。
二「うわぁーなんだよ!?こいつ、放せ」
ニカが座っていた芝生がイキなり盛り上がったかと思ったら、スライムみたいなのがその身体に巻き付いて来て。
北「この化けもんがぁ」
二「ミ…ツ‥ミツ…くる‥し…うぐぐっ」
北「ニカ!」
その顔が、見るみると青ざめていく。
北「やめろ、やめてくれーこいつに手を出すんじゃねぇ」
俺は、無我夢中で4つの玉が入った袋を投げつけたんだ。
するとスーッと離れて行き、ニカはガクンと気を失い地面へ倒れ込む。
その傍へ寄ろうとした、途端にグイッと今度は俺の足を何かが引っ張ってよ。
なに!?
グイグイと物凄い力で引きずられて行き。
北「はっ、放せ、クッ」
これってマジでやばい!
「ふふふ、やっと捕まえた月のプリンセス」
焦る俺の耳に聞こえて来た不気味な魔物の声。
「そのエナジー、我が頂く」
藤…ヶ谷‥
意識を失う前に浮かんだ顔、それは自分のシンメの笑顔だった。
お前に会いたい―
それを最後に、身体が闇の中へ包み込まれていくのを感じる。
絶対絶命の淵へと。