月明かりの追憶
第1章 はじまり
・藤ヶ谷side
俺とタマ・わたの3人は、某レストランで食事をしていた。
千「うぉー宮田、お前なに頼んでいるの!?」
あくまでも3人で…
宮「知らないの?千ちゃん、これはねぇ」
ピキピキピキっと、前の席にいるタマの眉間にシワが寄る。
アハッ、こいつら勝手について来ちゃったんだよね席は別だけど。
横「ほら食べて裕太、ニコッ」
玉「ったく何なんだよ」
ぷーっと膨れながらも内心は嬉しそうなタマ、そんなタマを優しい眼差しで見つめている渉。と、そのとき!
“藤…ヶ谷‥”
藤「…っ(はっ、北山!?)」
横「どうしたの?」
“お前に会いたい” ガタッ!
横「太輔?」
玉「いきなりなに!?立ち上がって」
藤「いま北山の声が聞こえた」
横「そんなわけ」
玉「ミツなら俺らよりずっと先に帰ったじゃん」
藤「でも聞こえたんだ」
外へと飛び出し。
横「待って太輔」
藤「あいつ、北山が会いたいって呼んでいる」
いても立ってもいられず、尋常じゃないあの声。
玉「ガヤ!」
千「どうしたのガヤさん」
宮「急に飛び出したりしてさ」
絶対に何かあったに違いない、でなければあんな悲痛な声を出すわけないし。
藤「どこだ何処にいる」
横「太輔、落ち着ついて」
玉「まずスマホに掛けてみれば」
藤「ぁ…あぁ」
そうだタマに言われ急ぎ取り出すと、トルルル―
しかし、なんなんだろう?この胸騒ぎ。
宮「出ないの?」
気がつけば、みやや健永までもが傍に来て。
藤「もう1度かけてみる」
その手は、ガタガタと震え。
藤「だっ、ダメだ」
横「俺が掛けるから」
藤「悪い、わた」
まるで、自分の半身をもぎ取られてしまうような不安がドッと押し寄せ堪らなくなる。
俺とタマ・わたの3人は、某レストランで食事をしていた。
千「うぉー宮田、お前なに頼んでいるの!?」
あくまでも3人で…
宮「知らないの?千ちゃん、これはねぇ」
ピキピキピキっと、前の席にいるタマの眉間にシワが寄る。
アハッ、こいつら勝手について来ちゃったんだよね席は別だけど。
横「ほら食べて裕太、ニコッ」
玉「ったく何なんだよ」
ぷーっと膨れながらも内心は嬉しそうなタマ、そんなタマを優しい眼差しで見つめている渉。と、そのとき!
“藤…ヶ谷‥”
藤「…っ(はっ、北山!?)」
横「どうしたの?」
“お前に会いたい” ガタッ!
横「太輔?」
玉「いきなりなに!?立ち上がって」
藤「いま北山の声が聞こえた」
横「そんなわけ」
玉「ミツなら俺らよりずっと先に帰ったじゃん」
藤「でも聞こえたんだ」
外へと飛び出し。
横「待って太輔」
藤「あいつ、北山が会いたいって呼んでいる」
いても立ってもいられず、尋常じゃないあの声。
玉「ガヤ!」
千「どうしたのガヤさん」
宮「急に飛び出したりしてさ」
絶対に何かあったに違いない、でなければあんな悲痛な声を出すわけないし。
藤「どこだ何処にいる」
横「太輔、落ち着ついて」
玉「まずスマホに掛けてみれば」
藤「ぁ…あぁ」
そうだタマに言われ急ぎ取り出すと、トルルル―
しかし、なんなんだろう?この胸騒ぎ。
宮「出ないの?」
気がつけば、みやや健永までもが傍に来て。
藤「もう1度かけてみる」
その手は、ガタガタと震え。
藤「だっ、ダメだ」
横「俺が掛けるから」
藤「悪い、わた」
まるで、自分の半身をもぎ取られてしまうような不安がドッと押し寄せ堪らなくなる。