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月明かりの追憶

第2章 奪われてくエナジー

リーダー「ほーら感じ始めてきたであろう、クククッ」

北「…なに‥が…」

リーダー「無理せずとも声を出せばいい、クスッ」

北「くっ…おまえ‥趣味…悪いな」

リーダー「強がってるのも今のうちオーガズムが上昇するにつれお前の身体からエナジーが放出されていく」

北「だ…から‥」

リーダー「それを我らは頂くことになっている少しは寿命が延びるからな」

北「おこぼれ…頂戴っ‥てわけ…フッ」

リーダー「最後に最高潮に達したときガーラさまが、お前の魂ごと全てのエナジーを飲み込んで下さる有り難く思え」

北「誰も…頼んで‥なんかい…ねって」

リーダー「せいぜい最後の快感に浸っているがいい我らも楽しませて頂く」



ホントこいつ性格が悪いや、まぁー魔物なんてそんなものなのかもしれないが。

絶対絶命の中、頭に浮かんだのはメンバー1人ひとりの顔。



横「ミツ、ニコッ」

千「宏光、フフッ」

宮「北さん、キタミツ」

玉「ミツ、ニコッ」

二「みーつ、ふふふっ」



横尾さん千賀、宮田にタマそれにニカ。



藤「北山、フッ」



…藤‥ヶ谷…



藤「負けるな必ず助けに行く、それまで俺を信じ踏ん張ってくれ」



そんな、あいつの声が確かに聞こえたような気がし。



藤「北山あぁーっ」



藤ヶ谷、お前にもう1度会うまでは俺は絶対にくたばったりなんかしない。

自分も、それに応えるかのように前を見据えジッと堪える。

それは、過酷な精神との戦いでもあった。

理性という―




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