月明かりの追憶
第3章 魔の刻 再び
北「もしもし?」
岬「北山 宏光だよな」
北「あんた誰?」
岬「俺は岬裕弥 元Jr.で、藤ヶ谷の同期」
北「はっ?」
なんで、俺の携番を?
岬「藤ヶ谷は今、俺と一緒にいる」
北「本当か」
岬「会いたい?クスッ」
北「どうして俺に、んな事を聞くんで?」
岬「シンメだろ、お前の」
北「そう…だ‥けど」
岬「俺あいつに恨みがあってさ来ないと殺しちゃうかも、なーんちゃって フッ」
北「はあっ?なに訳の分からないこと言ってるんだわ」
こいつ―
だが、岬裕弥は俺が言うことを聞けば手出しはしないと言った。
つまりは、人質ってわけ。
北「場所は?」
俺は、藤ヶ谷が暗闇の中で呟いていた言葉を思い出す。
北「分かった、すぐ行く」
“絶対お前は、ここへ来るんじゃない”
悪いがそうはいかない、お前は俺の大切な相棒だから。
ポ「クゥン」
すると、ポッキーが再び何かを言いたげに俺を見つめ。
北「なに?一緒に行きたいの」
ポ「わんっ」
北「危ないかもしれないよ」
ポ「ワンわんっ」
北「ふー分かった、その代わりケージから絶対に出るんじゃないぞ」
俺は、ポッキーを連れ外へと出た。
トルルル、横尾さん?悪い誰にも言わずに来いって言われてるんだ。
その着信を無視し…
岬裕弥か名前だけは覚えている、一度声をかけられた事があったっけ。
人っていうのは変わってしまうものなんだな、久々にそいつに会って思ったよ。
でも俺は変わらない、何があってもどんなことを知っても。
俺は、お前とこれからもずっと一緒に歩いてく。
いつから、そんなふうに思うようになったかなんて覚えてないけど。
俺は、お前が大好きだから。
だから藤ヶ谷、そんな目で見るなよ大丈夫お前の前からもう消えたりなんかしない。
あいつにそこで会ったとき再び押し寄せて来た慟哭、それは過去と現代で繋がっている俺らの運命だったのかもしれない。
離せるものならやってみな、俺達2人を邪魔できる奴は誰もいない。
見えない敵が不気味に笑う中、俺はそう叫んでいた。
こいつの想いを胸に、しっかりと受け止めながら。
岬「北山 宏光だよな」
北「あんた誰?」
岬「俺は岬裕弥 元Jr.で、藤ヶ谷の同期」
北「はっ?」
なんで、俺の携番を?
岬「藤ヶ谷は今、俺と一緒にいる」
北「本当か」
岬「会いたい?クスッ」
北「どうして俺に、んな事を聞くんで?」
岬「シンメだろ、お前の」
北「そう…だ‥けど」
岬「俺あいつに恨みがあってさ来ないと殺しちゃうかも、なーんちゃって フッ」
北「はあっ?なに訳の分からないこと言ってるんだわ」
こいつ―
だが、岬裕弥は俺が言うことを聞けば手出しはしないと言った。
つまりは、人質ってわけ。
北「場所は?」
俺は、藤ヶ谷が暗闇の中で呟いていた言葉を思い出す。
北「分かった、すぐ行く」
“絶対お前は、ここへ来るんじゃない”
悪いがそうはいかない、お前は俺の大切な相棒だから。
ポ「クゥン」
すると、ポッキーが再び何かを言いたげに俺を見つめ。
北「なに?一緒に行きたいの」
ポ「わんっ」
北「危ないかもしれないよ」
ポ「ワンわんっ」
北「ふー分かった、その代わりケージから絶対に出るんじゃないぞ」
俺は、ポッキーを連れ外へと出た。
トルルル、横尾さん?悪い誰にも言わずに来いって言われてるんだ。
その着信を無視し…
岬裕弥か名前だけは覚えている、一度声をかけられた事があったっけ。
人っていうのは変わってしまうものなんだな、久々にそいつに会って思ったよ。
でも俺は変わらない、何があってもどんなことを知っても。
俺は、お前とこれからもずっと一緒に歩いてく。
いつから、そんなふうに思うようになったかなんて覚えてないけど。
俺は、お前が大好きだから。
だから藤ヶ谷、そんな目で見るなよ大丈夫お前の前からもう消えたりなんかしない。
あいつにそこで会ったとき再び押し寄せて来た慟哭、それは過去と現代で繋がっている俺らの運命だったのかもしれない。
離せるものならやってみな、俺達2人を邪魔できる奴は誰もいない。
見えない敵が不気味に笑う中、俺はそう叫んでいた。
こいつの想いを胸に、しっかりと受け止めながら。