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月明かりの追憶

第3章 魔の刻 再び

・河合side

はっ?今度は宏光と連絡が取れないって、どういうこと。

ここは、渉のマンション。



横「携帯に掛けても出ないんだ」



まさか、あいつまた。



宮「それでマンションへ行ってみたんだけどね」

千「インターホンを鳴らしても反応なくてさ」

五「何処かに出掛けた形跡は?」

千「ない」

塚「でもオフだったんでしょ?だったら」

橋「たまたま留守だっただけじゃない」

横「いや」

戸「何か気に掛かることでもあるの?」

二「ポッキーが、一緒らしい」

河「はっ?」



ポッキー!?



橋「実家に帰ったんじゃなかったっけ?」

塚「そうだよ、そう言ってたじゃん」

玉「それがさ」



おばさんが連れて来た?



河「確かか?二階堂」

二「うん昨日、ミツがそう言ってたもん」



LINEで話をし―



塚「んーでもまだ行方不明と決まったわけじゃないんでしょ」

横「太輔のこともあるし」

玉「ポッキーが、一緒ていうのも気に掛かる」

戸「確かに…ね」

河「つうか、あいつ記憶を取り戻したのか?」

宮「いや」

五「じゃなんでポッキーを?」

橋「連れて行ったりしたんだろうね」

玉「さぁ?」

一同「‥‥‥」



何かが引っ掛かり俺らに連絡をして来たってわけか、しかしだからといって。



塚「それだけじゃ動けない情報もないんだし」

五「あぁ」

一同「んー」

二「もう1回かけてみない?」

河「あいつの携帯に?」

二「そう」

宮「じゃ今度は俺が」



トルルル、トルルル―

が、なんど鳴らしても宏光が出ることはなく時間だけが過ぎて行く。

不安を募らせ―




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