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月明かりの追憶

第4章 募る想い

・横尾side

俺達は、ミツのエナジーを奪われまいと必死でガーラの侵入を防ぐためバリアを張っていた。



横「くつ」

千「横尾さん!」

横「俺は大丈夫、それより裕太を」



ポロンポロン、ポロン、奏でる琴の音は裕太の指に苦痛を与え。



橋「フィーリング、フィーリング、くっ」



ハッシーが一生懸命、弦によって指に出来る傷を癒している。



橋「ハァハァ…ハァ‥くっ」

五「良亮、少し休んだほうが」

橋「そうはいかない」

宮「タマ、しっかり」

戸「ずっと弾き続けなければならない玉森が一番辛いんだ」

玉「ミツのためなら、ミツのためなら俺、クッ」

二「タマ、頑張れ俺も頑張るから」

塚「くっそー」

河「俺達を舐めんじゃねぇぞガーラ、くっ」



俺の体内にある球体、それがミツと繋がっていると教えてくれたのはポッキーだった。

それを上手く利用し―

各自のパワーを裕太の琴の音に乗せ球体へ送りバリアを作る、それがミツをガードする方法。



二「ガヤ、ごめん俺達がミツを護るから」

千「ガヤさんは想いを叶えて」

宮「そして、いつものガヤさんに戻ってよ」

玉橋「ガヤ」

塚五戸「藤ヶ谷」

横河「太輔えぇーっ」



“くっ、こしゃくな連中め邪魔しおって”



横「俺達は負けない去れガーラ」

全員「去れ!」



“くぅー貴様ら覚えておれよ、独り残らず根絶やしにしてくれる”

やれるものならやってみな、それでも俺達は立ち向かってみせるさ。

大切な仲間を護るために―




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