月明かりの追憶
第5章 迷走する恋
・北山side
あぁービックリした藤ヶ谷ったら、いきなり狼になるんだもん。
でも…
北「んふふっ」
自然と頬は緩み、顔がニヤけてしまう。
俺がいるから彼女は作らないってさ、うふっ。
藤「北山、まだぁー」
北「いま行くぅ」
トタトタトタ、急ぎ藤ヶ谷のもとへ戻る俺。
北「風呂できた ニコッ」
藤「一緒に入ろうか」
北「だぁー入んねって前にも言ったじゃん」
藤「あはははっ、先に貰うよ」
北「ちょ、藤ヶ谷」
ったく…
けど嬉しい嬉しくてニマニマしてしまう、あはっ、重傷だなこりゃ。
それから続けてお風呂に入った俺は、浴槽の湯に浸かりながらただボーッとしていた。
と、そのとき。
「プリンセス、月のプリンセス聞こえるか」
えっ、今の声は!?
「お前の可愛い弟は俺が預かっている」
それって、ニカのことか。
「返して欲しければ明日、独りで屋敷まで来い」
なっ!?俺と交換ってわけ。
「来なかったら食べてしまうぞ」
なっ、食べる!?バカなこと言ってるんじゃね。
「誰にも言わず独りで、分かったな」
あぁ、フッ
ニカ、待っていろ必ず助けに行くから。
ガチャ、バタン!
藤「遅かったじゃん、あんまり出て来ないからのぼせちゃったのかと」
ギュッ!
藤「…っ、北‥山?どうした」
藤ヶ谷、大好き。
とつぜん抱きついた俺に、驚く唇へ背を伸ばしてそっとキスをした。
藤「何かあった?」
北「別に寝よ、フッ」
藤「あぁ…」
その手を引き、ベットまで行くと布団の中へと潜り込む。
北「襲うなよ」
振り返って言えば―
藤「ばーか、フッ」
ギュッと後ろから、強く抱きしめてくる藤ヶ谷。
ごめん、けどお前なら居場所へと辿り着けるはずさ。
そう信じているから―
あぁービックリした藤ヶ谷ったら、いきなり狼になるんだもん。
でも…
北「んふふっ」
自然と頬は緩み、顔がニヤけてしまう。
俺がいるから彼女は作らないってさ、うふっ。
藤「北山、まだぁー」
北「いま行くぅ」
トタトタトタ、急ぎ藤ヶ谷のもとへ戻る俺。
北「風呂できた ニコッ」
藤「一緒に入ろうか」
北「だぁー入んねって前にも言ったじゃん」
藤「あはははっ、先に貰うよ」
北「ちょ、藤ヶ谷」
ったく…
けど嬉しい嬉しくてニマニマしてしまう、あはっ、重傷だなこりゃ。
それから続けてお風呂に入った俺は、浴槽の湯に浸かりながらただボーッとしていた。
と、そのとき。
「プリンセス、月のプリンセス聞こえるか」
えっ、今の声は!?
「お前の可愛い弟は俺が預かっている」
それって、ニカのことか。
「返して欲しければ明日、独りで屋敷まで来い」
なっ!?俺と交換ってわけ。
「来なかったら食べてしまうぞ」
なっ、食べる!?バカなこと言ってるんじゃね。
「誰にも言わず独りで、分かったな」
あぁ、フッ
ニカ、待っていろ必ず助けに行くから。
ガチャ、バタン!
藤「遅かったじゃん、あんまり出て来ないからのぼせちゃったのかと」
ギュッ!
藤「…っ、北‥山?どうした」
藤ヶ谷、大好き。
とつぜん抱きついた俺に、驚く唇へ背を伸ばしてそっとキスをした。
藤「何かあった?」
北「別に寝よ、フッ」
藤「あぁ…」
その手を引き、ベットまで行くと布団の中へと潜り込む。
北「襲うなよ」
振り返って言えば―
藤「ばーか、フッ」
ギュッと後ろから、強く抱きしめてくる藤ヶ谷。
ごめん、けどお前なら居場所へと辿り着けるはずさ。
そう信じているから―