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千年の花嫁

第7章 希望の花嫁②

ニ「そんな…悲しいこと‥言わないでくれ…ううっ‥もっ…独りで苦しまなくてもいいから」



俺のために泣いてくれるの。



ニ「わったーは…すげっ‥優しい…それは‥俺が一番よく分かっている」



おまえ、クッ



横「ありがと最高の告白の言葉だ、チュッ」

ニ「んんっ…ぁ‥ふ…」



それから、俺達はまた激しく愛し合い。



ニ「俺がいる俺がわったーを愛する、だから…ハァハァ」

横「ニカ、そんな嬉しいことを言われたら益々抱きたくなっちゃうじゃん」

ニ「構わない…あっあっ‥もう俺は…そうじゃなきゃ‥生きてけない…あっいぃ、わったーっ、わったー」



手に入れたよ太輔、本当の愛を次はお前の番だ。



千「横尾さん入ってもいい」

横「なに?健永」

千「ニカは」

横「幸せそうな顔をして眠っている」

千「本当だ、クスッ」

横「しかし俺の尻尾は抱き枕じゃないんだけどな」

千「あははっ」



睡眠不足もあったんだろう、ニカは安心したように眠ってしまい。



千「良かった、ホッ」



そして―



横「それは本当か」

千「さっき宮田から連絡があったんだ、けど驚いたぜあの姫さん」

横「なに?」

千「自分から言い出したんだって嫁になるって」

横「ふっ」



そっ、決心してくれたんだミツ感謝する。



横「なら行って来る飲みはやめ終わったらすぐ帰って来るから、お前はそれまでニカの傍にいてやってくれ」

千「分かった行ってらっしゃい、あっ、ニカにこのことは」

横「もう少し精神状態が落ち着いてからにしよう、まだこれから女体化していく事だし」

千「だね」



1000年ものときは、俺達に希望の光りを与えてくれた。

北山宏光という…

あとはお前に全てを託す、頼んだよ。

そんな思いを胸に、俺は太輔の家へ向かったんだ。

長の婚礼の儀を行うため━




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