千年の花嫁
第8章 希望の花嫁③
藤「どうやら前世のときの感情が同じことを経験した事によって甦って来てしまっているみたいだな」
北「悪い‥俺…嫌じゃないのに‥心が勝手に反応してしまうんだ」
藤「お前のせいじゃない」
北「でも太輔を傷つけるようなことを言ってしまうかもしれない」
藤「気にしなくてもいい」
北「‥‥っ」
太輔の瞳が、優しく俺を包み込む。
藤「それでも俺は、お前が欲しいんだ フッ」
北「ドキッ」
藤「ずっと夢に見ていた、こうして腕の中に抱ける日を」
北「なら、そうしてくれ」
藤「当たり前だろ今日からお前は俺の妻なんだから」
北「太輔、ギュッ」
けど、これはある意味もう1人の自分との戦いなのかもしれない。
そう思う。
彼が何かを自分に訴えたいんだと…
藤「宏光、俺の宏光」
太輔の唇が、俺の名前を囁きながら耳や首筋にキスを落としてく。
もっと、もっと呼んでくれ。
そしたら、きっと打ち勝てる気がするから過去という幻影に。
俺は、必死でそれを振り払い腕の中へと身を沈めた。
その声を支えとし。
北「悪い‥俺…嫌じゃないのに‥心が勝手に反応してしまうんだ」
藤「お前のせいじゃない」
北「でも太輔を傷つけるようなことを言ってしまうかもしれない」
藤「気にしなくてもいい」
北「‥‥っ」
太輔の瞳が、優しく俺を包み込む。
藤「それでも俺は、お前が欲しいんだ フッ」
北「ドキッ」
藤「ずっと夢に見ていた、こうして腕の中に抱ける日を」
北「なら、そうしてくれ」
藤「当たり前だろ今日からお前は俺の妻なんだから」
北「太輔、ギュッ」
けど、これはある意味もう1人の自分との戦いなのかもしれない。
そう思う。
彼が何かを自分に訴えたいんだと…
藤「宏光、俺の宏光」
太輔の唇が、俺の名前を囁きながら耳や首筋にキスを落としてく。
もっと、もっと呼んでくれ。
そしたら、きっと打ち勝てる気がするから過去という幻影に。
俺は、必死でそれを振り払い腕の中へと身を沈めた。
その声を支えとし。