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千年の花嫁

第8章 希望の花嫁③

北「なん…で?ハァハァハァ」

藤「だってさ」



と、ニヤっと笑った太輔は。



藤「こっちを広げないと俺のが挿れられないだろ」

北「‥‥っ」



ツプッと入り込む指。



北「つあっ…やっ‥んっ…グリグリ‥しちゃ、あっ、ダメだめだ」

藤「どうして?クスッ」


北「だっ、だって…よ」



ツプッ!



北「あっ、あっあっ、そこは、あぁ、あぁーっ」



おかしくなっちまう。



藤「気持ちいい?ひろ」

北「はあっ、んっ、あぁ」



すっ…凄く‥クッ



藤「なら、そろそろ挿れるよ」



とたんグイッと両足を持ち上げられ、俺の尻の穴へピタッと当てがわれた熱い塊。



北「たっ…太輔‥」

藤「もう、変な声は聞こえなくなったろ?ニコッ」

北「あぁ」

藤「ふっ」



そのままズブッと。



北「ひっ、ああぁ、かっ、硬っ、い」



ズブン!



北「んああぁーっ」



が、太輔のを受け入れた瞬間に。



「うっ、うっ…嬉しい‥やっと…太輔のものになれた」



いっ、今の声は!



「太輔、大好きだよ、んふふふっ」



少年の笑い声が聞こえ瞳から、止めどもなく涙が溢れ出た。

そういう事だったんだな。

俺は、このとき初めて彼の太輔に対しての本当の想いを知った気がする。

伝えなければ…

きっとそれが、あの少年の願いなんだから。

俺の中にいる、もう1人の自分の。



北「あっはっ、太輔、あぁいっ、あっあぁーっ」



それから、押し寄せる快感に身を任せつつ2つの心が重なり合い。



藤「ひろ、宏光…クッ」



それは、まるで光りが射し込むかの如く悲しみを希望へと変えていき。



北「いっ、イクっ、イックうぅーっ、うあぁ」



今まさに、新たな伝説が始まろうとしていることを示すかのように。

俺達は、激しく愛し合ったんだ。

その未来へ向かって―




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