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千年の花嫁

第8章 希望の花嫁③

・横尾side

朝、目を覚ますと布団の中にニカの姿はなく。

あいつ何処へ行ったんだ?



横「ニカ、ニカ返事をして」



すると、浴室の鏡の前で茫然と立ち尽くしてる姿を見つけ。



横「どうしたの?」

ニ「‥‥‥」



近づいたら。



ニ「わったー」

横「なに?」

ニ「胸が…膨らん‥でる…俺の‥胸が」



とたん身体へギュッとしがみついて来てさ。



横「しっかりしな大丈夫だから」

ニ「でも」

横「よく聞いて女体化が始まったんだ」

ニ「‥‥っ」

横「これから、お前の身体はどんどん女になっていく、この胸ももっと膨らみ次は男性シンボルが小さくなっていき」

ニ「なっ、なくなっちまうのか?」

横「違う女性の性器に変わるだけ心配しなくても、どんな姿であれお前はお前であることに変わりはないんだから」

ニ「つまり、ごっちと同じになってしまうってこと」

横「あぁ」

ニ「くっ…そう‥か」

横「もう分かっていたはずだよ?そうなると」

ニ「けど」



いざ自分がなったら動揺してしまったってわけ、仕方ないか、フッ



横「ほらメシでも食って少しは気持ちが落ち着くと思うし、ねっ?ニコッ」



自分の意志とは反し、性転換してしまうようなものだから。

その夜―



横「どうニカ、感じる?」

ニ「あっ、わったー、あっあっ、あぁ」

横「なぁーんも変わっちゃいない、ほら フッ」

ニ「はっ、あっ、いっ」

横「いや、かえって感度が良くなったんじゃない」

ニ「んんっ、あっあっ」

横「マシュマロみたいに柔らかくて気持ちいいし」

ニ「あっんっ、あっ」

横「最高だよ、クスッ」

ニ「あっ、あぁー胸ばっかイジってないで他も」

横「それってどこ?」

ニ「ここ、ここだってわったーの意地悪」

横「クスッ」



お前、マジで可愛くなったね。



横「なら尻をこっちへ向け四つんばになりな」



そう言うと、素直に言われた通りにするし。




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