
千年の花嫁
第9章 嫁合わせの儀
・五関side
真っ青な着物を着た俺…
塚「ごっち、よく似合っているよ」
その姿を嬉しそうに見つめている塚ちゃん。
塚「青は俺達にとって未来への象徴、だから河合はこの色を選んだんじゃない」
五「なんで?」
塚「ここには転生の泉というのがあって水の色が青く澄んでいる事からそう言われているんだ」
五「ふーん」
つまり、そこへ行けば生まれ変われるってことだろ。
五「ねぇ、それって何処にあるの?」
塚「ダメだよ変なことを考えちゃ」
五「‥‥っ」
塚「凄く危険な場所なんだ辿り着く前に妖狼に見つかってしまう」
五「妖狼?」
塚「あいつらは俺らと違い人間を憎んでる捕まったら最後」
まさか、殺されてしまうとでも言うんじゃないよな。
塚「食われちゃうんだからさ」
五「えっ」
塚「俺達でも滅多に行くことはないんだ」
五「そうなの?」
と、そこへ。
河「準備が出来たみたいだな、じゃ行くぞ」
何事も無かったような顔をし郁人がやって来て、けど俺は…
五「ジーッ」
河「なに?なんか言いたいことでもある」
五「別に」
河「???」
素っ気ない態度を取ってしまい。
河「だったら行くぜ、ほら」
あれから、塚ちゃんに説得され俺は立てこもりを解除した。
塚「ごっち、行こ ニコッ」
五「あ、うん」
でも、郁人は一向に部屋へ来ようとはせず。
かえって今度は、それが苛つかせる元となってしまっている。
なんでさ、言いたい事があるならはっきり言えばいいじゃん。
「では広間の方へどうぞ」
本当はこんな俺に腹を立てているんじゃないの?怒りたきゃ怒ればいいだろ。
真っ青な着物を着た俺…
塚「ごっち、よく似合っているよ」
その姿を嬉しそうに見つめている塚ちゃん。
塚「青は俺達にとって未来への象徴、だから河合はこの色を選んだんじゃない」
五「なんで?」
塚「ここには転生の泉というのがあって水の色が青く澄んでいる事からそう言われているんだ」
五「ふーん」
つまり、そこへ行けば生まれ変われるってことだろ。
五「ねぇ、それって何処にあるの?」
塚「ダメだよ変なことを考えちゃ」
五「‥‥っ」
塚「凄く危険な場所なんだ辿り着く前に妖狼に見つかってしまう」
五「妖狼?」
塚「あいつらは俺らと違い人間を憎んでる捕まったら最後」
まさか、殺されてしまうとでも言うんじゃないよな。
塚「食われちゃうんだからさ」
五「えっ」
塚「俺達でも滅多に行くことはないんだ」
五「そうなの?」
と、そこへ。
河「準備が出来たみたいだな、じゃ行くぞ」
何事も無かったような顔をし郁人がやって来て、けど俺は…
五「ジーッ」
河「なに?なんか言いたいことでもある」
五「別に」
河「???」
素っ気ない態度を取ってしまい。
河「だったら行くぜ、ほら」
あれから、塚ちゃんに説得され俺は立てこもりを解除した。
塚「ごっち、行こ ニコッ」
五「あ、うん」
でも、郁人は一向に部屋へ来ようとはせず。
かえって今度は、それが苛つかせる元となってしまっている。
なんでさ、言いたい事があるならはっきり言えばいいじゃん。
「では広間の方へどうぞ」
本当はこんな俺に腹を立てているんじゃないの?怒りたきゃ怒ればいいだろ。
