千年の花嫁
第9章 嫁合わせの儀
・二階堂side
俺達は、18日ぶりに4人で顔を合わせた。
ニ「そっか、あの白の三尾にはそんな過去が」
戸「そりゃ初めはショックだったよ、でもそれを知ったら放っておけなくなっちゃってさ」
北「ハッシーって可愛いもんな、ニコッ」
戸「凄く、んふふっ」
五「‥‥‥」
ニ「俺は、かなり刃向かった フッ」
北「ニカったら俺に妬きもちを焼いたんだぜ」
ニ「ミツっ」
戸「そうなんだ、アハハッ」
五「‥‥‥」
ニ「もういいじゃん、そのことは ハァ」
が、そのとき。
五「なんなんだ?お前ら」
北「五関?」
五「揃いも揃って頭おかしいんじゃね?」
それまで黙って話を聞いていた、ごっちが不機嫌そうな言葉を発し。
五「北山おまえ本当に自分が伝説の少年の生まれ変わりだと思っているの?」
北「えっ」
五「そんなの奴らの神通力で見せた偽の過去に決まってるじゃん」
とたん、俺らの間に流れる不穏な空気。
北「ちげぇ、そんな事ない太輔はズルしたりなんかしねぇもん」
五「所詮は妖狐、性欲の塊にしかすぎない俺達の身体と子作りが目的、愛なんてあるわけないだろ」
戸「それは違う」
五「なにが」
戸「河合は、お前の事ちゃんと愛してるさ」
五「どうしてトッツーにそんな事が分かるんだよ?あいつは嫌がる俺を何度も抱いたニヤニヤ笑いながら一度だって俺の気持ち考えてくれた事なんてない、それのどこが愛だって言うの」
ごっ…ち
五「俺がどんな思いでここにいたと思う」
北「独りで辛かったよな」
五「分かり切ったこと言うな来てすぐ妖狐にほだされちまった奴が」
戸「五関、それはちょっと言い過ぎだって」
五「本当のことだろ」
戸「だからってさ」
北「いいんだトッツー」
戸「北山」
俺は思った以上に心の傷が深い、ごっちの叫びに何も言えなくなってしまう。
俺達は、18日ぶりに4人で顔を合わせた。
ニ「そっか、あの白の三尾にはそんな過去が」
戸「そりゃ初めはショックだったよ、でもそれを知ったら放っておけなくなっちゃってさ」
北「ハッシーって可愛いもんな、ニコッ」
戸「凄く、んふふっ」
五「‥‥‥」
ニ「俺は、かなり刃向かった フッ」
北「ニカったら俺に妬きもちを焼いたんだぜ」
ニ「ミツっ」
戸「そうなんだ、アハハッ」
五「‥‥‥」
ニ「もういいじゃん、そのことは ハァ」
が、そのとき。
五「なんなんだ?お前ら」
北「五関?」
五「揃いも揃って頭おかしいんじゃね?」
それまで黙って話を聞いていた、ごっちが不機嫌そうな言葉を発し。
五「北山おまえ本当に自分が伝説の少年の生まれ変わりだと思っているの?」
北「えっ」
五「そんなの奴らの神通力で見せた偽の過去に決まってるじゃん」
とたん、俺らの間に流れる不穏な空気。
北「ちげぇ、そんな事ない太輔はズルしたりなんかしねぇもん」
五「所詮は妖狐、性欲の塊にしかすぎない俺達の身体と子作りが目的、愛なんてあるわけないだろ」
戸「それは違う」
五「なにが」
戸「河合は、お前の事ちゃんと愛してるさ」
五「どうしてトッツーにそんな事が分かるんだよ?あいつは嫌がる俺を何度も抱いたニヤニヤ笑いながら一度だって俺の気持ち考えてくれた事なんてない、それのどこが愛だって言うの」
ごっ…ち
五「俺がどんな思いでここにいたと思う」
北「独りで辛かったよな」
五「分かり切ったこと言うな来てすぐ妖狐にほだされちまった奴が」
戸「五関、それはちょっと言い過ぎだって」
五「本当のことだろ」
戸「だからってさ」
北「いいんだトッツー」
戸「北山」
俺は思った以上に心の傷が深い、ごっちの叫びに何も言えなくなってしまう。