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千年の花嫁
第10章 不器用な愛情
・五関side
ふと気配を感じ眼を開けると、心配そうに覗き込んでいる郁人がいた。
五「なっ、なんだよ、あっちへ行け」
河「どうして泣いているんだ?」
五「いいだろ別に、クッ」
河「五関」
五「郁人…なんか‥嫌いだ…俺のこと…こんなふうにしてしまい」
河「‥‥っ」
五「どうしてくれるんだよ」
河「ごめん、ごめんな」
今さら謝ったって。
河「俺は何をしてやればいい?」
聞くの?それを。
河「情けない話しだけど分からないんだわ」
五「バッカじゃね」
河「ほんとマジ自分でもそう思うよ」
すると一瞬さびしそうに笑ってさ、そんな顔をすんな。
河「でも五関のこと、すっげー大事に思っているから」
五「なっ、なに真面目な顔をし言っているんだか」
似合わねぇや、クッ
河「ほんとだって、ニコッ」
五「ドキッ」
よせ、そんな笑い方をするの。
河「五関、言ってみ?なんでも聞くし」
今になって、優しくするなんてズルいじゃん。
五「くっ」
が、包み込むような笑顔を向けてくる郁人に俺の心は揺らいでしまい。
そして―
五「なんで」
河「んっ?」
五「抱かなくなった」
河「ふっ、もう無理強いするのはやめにしただけさ」
五「らしくないこと言いやがって、クッ」
河「そうか?クスッ」
五「だったら、もうしないってわけ?」
河「嫌なら仕方ないし」
夢、諦めるっていうの?
ふと気配を感じ眼を開けると、心配そうに覗き込んでいる郁人がいた。
五「なっ、なんだよ、あっちへ行け」
河「どうして泣いているんだ?」
五「いいだろ別に、クッ」
河「五関」
五「郁人…なんか‥嫌いだ…俺のこと…こんなふうにしてしまい」
河「‥‥っ」
五「どうしてくれるんだよ」
河「ごめん、ごめんな」
今さら謝ったって。
河「俺は何をしてやればいい?」
聞くの?それを。
河「情けない話しだけど分からないんだわ」
五「バッカじゃね」
河「ほんとマジ自分でもそう思うよ」
すると一瞬さびしそうに笑ってさ、そんな顔をすんな。
河「でも五関のこと、すっげー大事に思っているから」
五「なっ、なに真面目な顔をし言っているんだか」
似合わねぇや、クッ
河「ほんとだって、ニコッ」
五「ドキッ」
よせ、そんな笑い方をするの。
河「五関、言ってみ?なんでも聞くし」
今になって、優しくするなんてズルいじゃん。
五「くっ」
が、包み込むような笑顔を向けてくる郁人に俺の心は揺らいでしまい。
そして―
五「なんで」
河「んっ?」
五「抱かなくなった」
河「ふっ、もう無理強いするのはやめにしただけさ」
五「らしくないこと言いやがって、クッ」
河「そうか?クスッ」
五「だったら、もうしないってわけ?」
河「嫌なら仕方ないし」
夢、諦めるっていうの?
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