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千年の花嫁

第11章 不穏の兆候

戸「ひっ(痛い)」



ズブブッ!



戸「くぅーっ」



痛い、痛い痛い痛い!なんなの!?この痛み。

ズブン!



戸「うっあぁーっ」

橋「とっ、トッツー」

戸「痛いぃーっ」



ギュッと、その瞬間ハッシーが俺のこと抱きしめて来て。



橋「大丈夫、すぐ痛くなくなるから。ねっ?ニコッ」

戸「うっ…うぅ‥ヒクッ」

橋「涙を拭いて、フフッ」

戸「ハッシー、ぎゅっ」



チュッと重なる2人の唇、正直 驚いた。



戸「はっあっ、くっあっ」

橋「ほーら気持ちよくなって来たでしょ、ニコッ」

戸「うっ、うん、ああっ」



あんなに緊張してたくせに。



橋「感じて、トッツー」

戸「はあっ、いっ、あっあっ、あぁ、ハッシー」



ヌプッ、ヌチャ!

ハッシーは包み込むように優しく俺をリードして行き、ズゴッ、ズゴッ!



戸「あぁ、あっ、また来る、んあぁーっ、ビクビクッ」

橋「トッツー、イクうぅ」

戸「ぁ…‥ビクッ」



ことが済んだら。



戸「ハッシー、ハッシー」

橋「んふふっ、ニコッ」



俺の心は幸せに満ち溢れていてさ、忘れない絶対に。



戸「愛しているハッシー」

橋「俺も愛してるよ、ニコッ」



このとき、この瞬間を。

君に出会えたことは、俺の人生の中で最高な出来事だったんだって。

今なら、ハッキリと言えるから。

俺の可愛い狐くん、この命終わるまでずっと傍にいるよ笑いの絶えない家庭を一緒に築いていこうね。

そんな俺たち2人に、可愛い天使がやって来たのはそれから9ヶ月後のこと。

が、その前に1つの別れを経験することになる。

命とは限りあるもの、だからこそ精一杯に輝き愛する人と共にいたい。

誰もが願う幸せを、ただ俺達は望んでいただけなのに。




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