千年の花嫁
第12章 芽生えた命
ニ「外へ出たら危険な目に遭うとでも言いたいわけ」
千「コクン」
ニ「分かった」
北「ニカ」
ニ「ミツ、今日は家の中で過ごそ」
北「でもよ」
ニ「わったーに理由を聞いとくから、それからでもいいだろ?ニコッ」
北「まぁ」
その日の夜―
横「太輔が?」
ニ「あぁ、ちょっと心配し過ぎじゃね?」
横「そっ、なるほどね」
ニ「千賀は理由を言ってくれないし」
横「あいつは多分、妖狼のことを気にしているんだと思う」
ニ「‥‥っ」
横「どんな生き物にも天敵はいる俺達にとっては」
妖狼―
人間を憎み、出くわしたら食われてしまうかもしれないと前に聞いたことがある。
ニ「本当にそうなの?」
横「もう何百年も前の話し妊娠した人間が、あいつらに食われてしまった事があった」
ニ「なっ!?」
マジで?
横「あと1ヶ月もすれば生まれるという時に クッ」
そんな…
横「それが前の長、つまりは太輔の兄弟にあたる子を身籠っていただけに」
ニ「‥‥っ」
横「あいつは心配で堪らないんだろう」
そういうこと。
横「それに前世のミツが命を落としたのも」
ハッ、妖狼が元で。
ニ「ごめん俺、気づかなかった」
横「謝る必要はないよ」
ニ「ミツには俺から言っておくから、ニコッ」
横「頼むね、フッ」
チュッと重なる唇、触れあう肌。
ニ「んっ、あっ、ビクン」
横「そっと、ゆっくりするから」
ヌプッヌチャ、交わる2人から鳴る淫らな音。
ニ「はあっ、んっ、あぁ」
横「ニカ」
ニ「あうっ、いっ」
横「名前を考えときな」
ニ「んんっ、あっあっ」
横「いいね、ニコッ」
ニ「はっんっ、あぁーっ」
ときは過ぎ、ごっちを筆頭に俺達のお腹はどんどん目立って行き。
北「あっ、動いた」
藤「本当か?ちょ、俺にも触らせてみ」
親になる喜びを直に感じつつ、どのカップルも幸せに満ちていた。
未来に向かって―
千「コクン」
ニ「分かった」
北「ニカ」
ニ「ミツ、今日は家の中で過ごそ」
北「でもよ」
ニ「わったーに理由を聞いとくから、それからでもいいだろ?ニコッ」
北「まぁ」
その日の夜―
横「太輔が?」
ニ「あぁ、ちょっと心配し過ぎじゃね?」
横「そっ、なるほどね」
ニ「千賀は理由を言ってくれないし」
横「あいつは多分、妖狼のことを気にしているんだと思う」
ニ「‥‥っ」
横「どんな生き物にも天敵はいる俺達にとっては」
妖狼―
人間を憎み、出くわしたら食われてしまうかもしれないと前に聞いたことがある。
ニ「本当にそうなの?」
横「もう何百年も前の話し妊娠した人間が、あいつらに食われてしまった事があった」
ニ「なっ!?」
マジで?
横「あと1ヶ月もすれば生まれるという時に クッ」
そんな…
横「それが前の長、つまりは太輔の兄弟にあたる子を身籠っていただけに」
ニ「‥‥っ」
横「あいつは心配で堪らないんだろう」
そういうこと。
横「それに前世のミツが命を落としたのも」
ハッ、妖狼が元で。
ニ「ごめん俺、気づかなかった」
横「謝る必要はないよ」
ニ「ミツには俺から言っておくから、ニコッ」
横「頼むね、フッ」
チュッと重なる唇、触れあう肌。
ニ「んっ、あっ、ビクン」
横「そっと、ゆっくりするから」
ヌプッヌチャ、交わる2人から鳴る淫らな音。
ニ「はあっ、んっ、あぁ」
横「ニカ」
ニ「あうっ、いっ」
横「名前を考えときな」
ニ「んんっ、あっあっ」
横「いいね、ニコッ」
ニ「はっんっ、あぁーっ」
ときは過ぎ、ごっちを筆頭に俺達のお腹はどんどん目立って行き。
北「あっ、動いた」
藤「本当か?ちょ、俺にも触らせてみ」
親になる喜びを直に感じつつ、どのカップルも幸せに満ちていた。
未来に向かって―