千年の花嫁
第12章 芽生えた命
・河合side
あと、ひと月半で俺と五関の子供が生まれる。
「あいつだ間違いない」
初めは、どうなるかと思ったけど。
「我らの貴重な食料をくすねやがって」
子供が出来たって分かってから五関は変わった、いや正確には。
河「ただいまぁ河合ちゃん今、帰りましたぁ」
その少し前あたりから徐々に、まるで雪が解けるかの如く。
五「そんな大きな声で言わなくても聞こえてるって」
河「はぁーい、お父ちゃんでちゅ、うんうん、そうでしゅねぇ ニコッ」
五「あのさ、その一人芝居やめてくれる ハァ」
河「おやまぁ、お母ちゃん頭に角がはえてましゅよ」
五「郁人!」
河「きゃはははっ」
すぐ傍まで春は来ている。
五「いい加減にしないと」
河「チュッ」
五「んんっ」
河「クチュクチュ、クチュ」
言葉に出さなくても。
五「ふっ、郁…つは‥はっんっ」
五関は俺に惚れているんだって。
五「だっ、ダメだってば」
河「大丈夫さ、ほら」
五「あっ、ああぁ、はっ」
感じることが出来るから。
五「んっん、あっ、んっ、はっいっ、あぁーっ」
こうやって触れ合い繋がっていれば。
五「あんっ、ダメ、はうんいっ、はっあぁ」
ジュプ、ジュププ―
五「郁人、ふみ、ああぁ」
愛しているって。
五「あぁ、もう、溶けちゃうってばぁ、ビクンビクン」
叫んでいるのが分かるのさ。
あと、ひと月半で俺と五関の子供が生まれる。
「あいつだ間違いない」
初めは、どうなるかと思ったけど。
「我らの貴重な食料をくすねやがって」
子供が出来たって分かってから五関は変わった、いや正確には。
河「ただいまぁ河合ちゃん今、帰りましたぁ」
その少し前あたりから徐々に、まるで雪が解けるかの如く。
五「そんな大きな声で言わなくても聞こえてるって」
河「はぁーい、お父ちゃんでちゅ、うんうん、そうでしゅねぇ ニコッ」
五「あのさ、その一人芝居やめてくれる ハァ」
河「おやまぁ、お母ちゃん頭に角がはえてましゅよ」
五「郁人!」
河「きゃはははっ」
すぐ傍まで春は来ている。
五「いい加減にしないと」
河「チュッ」
五「んんっ」
河「クチュクチュ、クチュ」
言葉に出さなくても。
五「ふっ、郁…つは‥はっんっ」
五関は俺に惚れているんだって。
五「だっ、ダメだってば」
河「大丈夫さ、ほら」
五「あっ、ああぁ、はっ」
感じることが出来るから。
五「んっん、あっ、んっ、はっいっ、あぁーっ」
こうやって触れ合い繋がっていれば。
五「あんっ、ダメ、はうんいっ、はっあぁ」
ジュプ、ジュププ―
五「郁人、ふみ、ああぁ」
愛しているって。
五「あぁ、もう、溶けちゃうってばぁ、ビクンビクン」
叫んでいるのが分かるのさ。