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千年の花嫁

第13章 戦いの火蓋

妖狼「遊びはこれまで本気で行かせて貰うぞ」



多数の狼が素早い動きと共に襲い掛かって来る、それと同時に。



河「チッ、俺を舐めるんじゃねぇや」



カァーッと、郁人の全身から何かのパワーのようなものが出て俺を包み込み。

“キャイン”

“キャン、キャンキャン”

次から次へ弾き跳ばされてく妖狼たち。



妖狼「ふっ、やるではないか」

河「当たり前さ、こいつは俺の命より大切な存在そう易々と渡してなるものか」



郁人、クッ



妖狼「ならせいぜい頑張るんだな、フッ」


“行け”

そう言って、眼で合図をするかのように仲間たちへ指示を出すリーダー格の妖狼。

するとまた―

“ウオオーン”

“ウオオオーン”

パシパシパシ!

“キャイン、キャイン”

“ギャン、ギャン”

でも、郁人は苦しそうで。



河「つはっ、ハァハァハァ」

五「郁人!」

河「心配、すんな、ニコッ」

五「けど」



ごめん、俺のせいで俺が軽はずみな行動を取ったからこんなことに、クッ

そうだ笛!

そのとき、子供たちから貰った物があった事を思い出し俺は思いっきりそれを吹く。

藤ヶ谷、みんな気づいて頼む郁人を助けてくれ。




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