テキストサイズ

千年の花嫁

第14章 誕生そして

・戸塚side

戸「それホント?」

橋「うん塚ちゃんから皆へ報告が来た」

戸「でも、まだ9ヶ月にもなってないじゃん」



俺達の世界でだったら、未熟児で保育器に入っている。



戸「で、五関は?」

宮「大丈夫だってガヤさんと横尾さんがついているんだからさ、ニコッ」



なら、いいけど。



橋「あっ、ダメだよ」

戸「えっ?」

橋「心配なのは分かるけど今は大事な時なんだし」

宮「体重が1900ちょっとしかないんだって」



ちっちゃ…



宮「生存率50%」

戸「なっ!?」

宮「俺らの世界では人間界みたいな装置とかない弱い子は」



そんな、だってあの子は。



橋「分かるだろトッツー、大丈夫だってなるまでは」



我慢なんだね。

想いはみな同じ、助かって欲しい生きて元気に育ってくれと。

河合の唯一の子なんだから…

そして、それからは時々ある塚ちゃんからの報告によって俺達は。



戸「元気なんだ五関」

橋「うん、母乳もたくさん出て赤ちゃんもしっかり 飲んでるからって、ニコッ」

戸「じゃあ」



五関と玲流の様子を知り。



宮「このまま体重が増え続ければ来月には会うのOK出るって」

戸「良かったぁ、ホッ」

橋「でもトッツーは臨月に入っちゃうから行くのはちょっと」

戸「あっ、フッ」



分かっている、心配しなくても2人が元気なことさえ分かれば。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ