千年の花嫁
第15章 未来への光り
・北山side
何が起きたんだわ?
生まれた子を抱きしめ、声を押し殺し泣く太輔の姿に。
「バンザーイばんざーい」
重なるかの如く外から聞こえてくる歓声。
横「ミツ、よくやったね」
北「へっ?」
千「生まれたんだよ雌が」
北「じゃ、じゃあ」
コクンと頷く横尾さん。
北「太輔」
藤「くっ、名前を…教えてくれない」
北「うん」
俺は、タマが手元に連れて来た一番目の子を抱きしめ言葉を発する。
北「この子は琉衣(るい)」
琉は宝物を意味するだけでなく王になることを目標にし愛に生きるとされているから。
将来―
太輔に負けないくらい仲間を大切に思う、そんな長になって欲しいと願いを込め。
そして…
北「太輔、俺にも抱かせてくれ」
藤「あぁ」
二番目に生まれたこの子は。
北「蒼空(そら)」
ニ「その意味は」
北「蒼く澄み渡る空のように広い心で皆に笑顔と元気を与えられる子になりますように」
五「なるさ、きっと」
北「そうだな」
橋「俺、トッツーに教えて来る」
ダダッと、飛び出して行くハッシー。
横「取り合えず身体を休めて俺達は部屋に戻るから」
北「あんがと横尾さん」
ニ「じゃあなミツ」
千「ガヤさん良かったね」
藤「健永、フッ」
俺と太輔の子―
何が起きたんだわ?
生まれた子を抱きしめ、声を押し殺し泣く太輔の姿に。
「バンザーイばんざーい」
重なるかの如く外から聞こえてくる歓声。
横「ミツ、よくやったね」
北「へっ?」
千「生まれたんだよ雌が」
北「じゃ、じゃあ」
コクンと頷く横尾さん。
北「太輔」
藤「くっ、名前を…教えてくれない」
北「うん」
俺は、タマが手元に連れて来た一番目の子を抱きしめ言葉を発する。
北「この子は琉衣(るい)」
琉は宝物を意味するだけでなく王になることを目標にし愛に生きるとされているから。
将来―
太輔に負けないくらい仲間を大切に思う、そんな長になって欲しいと願いを込め。
そして…
北「太輔、俺にも抱かせてくれ」
藤「あぁ」
二番目に生まれたこの子は。
北「蒼空(そら)」
ニ「その意味は」
北「蒼く澄み渡る空のように広い心で皆に笑顔と元気を与えられる子になりますように」
五「なるさ、きっと」
北「そうだな」
橋「俺、トッツーに教えて来る」
ダダッと、飛び出して行くハッシー。
横「取り合えず身体を休めて俺達は部屋に戻るから」
北「あんがと横尾さん」
ニ「じゃあなミツ」
千「ガヤさん良かったね」
藤「健永、フッ」
俺と太輔の子―