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千年の花嫁

第15章 未来への光り

千「おっ、俺も入っているのか!?」

ニ「当たり前だろ家族なんだし、フッ」

千「ニカあぁーっ」



ギュッと、抱きついてくる千賀。



ニ「うわっち、苦しいってば クスッ」

千「大好き、大好き」

横「おいおい俺を差し置いて言うか、クスッ」

一同「あはははっ」



その夜。



ニ「ちょ、痛い」

横「我慢しなマッサージをしておかないと母乳が固まってしまうんだ」

ニ「くっ、うっ」

横「そしたら、もっと痛くなってしまうんだよ」

ニ「痛いの…もう‥やっ」

横「なら、こうして」

ニ「わっ!?」



そのときピュッピッと白い液が、自分の乳首より飛び出て。



横「よし健永、絆果を連れて来て」

千「OK」



数分後―



絆「チューチューチュー」

ニ「なんか」

横「んっ?」

ニ「不思議な感じがする」

横「お前もこうやって育ったんでしょ?ニコッ」

ニ「うん、フッ」

絆「チュー、チュッチュッ」

千「大きくなれ絆果、たくさん飲んで早く大きくなれよ フフッ」



俺と渉と千賀、絆果が生まれ俺達は4人の家族となる。

この幸せ、決して誰にも邪魔させたりはしない。

必ず護ってみせるさ。

この日、俺は密かに決心をしていた押し寄せる不安を振り払うかの如く。




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