テキストサイズ

千年の花嫁

第17章 平穏な日々

そういえば、ガヤが言ってたっけ。



藤「あいつ、理由なく人に好かれるんだよな」



今なら分かる気がする。



ニ「ほら、もっとたくさん食え」

宮「そんなにいっぱい入らないよー」

ニ「あはははっ、頬っぺたすっげぇ」

千「ほんとだ、アハッ」

宮「モグモグ…(千ちゃん助けてぇー)」

ニ「んっ?」

千「なに言ってるかちーっとも分からない」

ニ「あははっ」

横「健永も食えば」

千「えっ」

ニ「食え食えーっ」

千「ちょニカ、うわっ」

宮「あはははっ、千ちゃんも俺と一緒だ」



楽しい時間は過ぎて行き。



千「よーし千賀健永、沢山食べて筋肉モリモリもっと強くなります!パクッ」

宮「俺も千ちゃんに負けずに頑張るぞ、パクッ」

横「また競い始めちゃったよ、この2人 クスッ」

宮「二階堂、見てて俺ぜったいにトッツーたちを護ってみせるから」

ニ「頼りにしている」



マジで頑張れ、フッ



千「俺も、こいつに負けてられないしニカ大船に乗った気持ちでいろよ」



が、その数ヵ月後。

本当に、ことが起きてしまうだなんて。

この時は、まだ予想だにしていなかったんだ。

誰もがみな―




ストーリーメニュー

TOPTOPへ