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ドーン！



妖狼「ぐわぁーっ」

藤「お前らのボスに伝えておけ」



ガッ！



妖狼「ぐはっ、ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ」

藤「そっちがその気なら、こっちも容赦はしないと」



ドカッ！



妖狼「ぐえっ」

妖狼「ちっ、覚えてやがれよ」



ﾀｯﾀｯﾀｯ―




玉「宮田、ダッ」

宮「タ…マ‥ﾊｧﾊｧﾊｧ」

玉「バカやろう約束したじゃん！ｸｯ」

宮「ごめん、ごっ、ｶﾞｸｯ」

藤「おい」



ギュッ！



宮「ガヤ…さん‥ﾊｧﾊｧﾊｧ」

藤「よくやった、ﾆｺｯ」

横「太輔」

藤「だが１人で無茶をするな、お前には俺らって仲間がいるんだから」

宮「ｺｸﾝ､ふっ」

横「ゆっくり休みな、ﾆｺｯ」



わたがそう言うと宮田は、安心したように静かに眼を閉じる。

そして―



藤「よし、帰るぞ」

玉「こいつは俺がおぶってく」

横「裕太!?」

玉「ったく面倒かけやがってさ、ﾌｯ」

橋「トッツー、身体の方は大丈夫？」

戸「うん、心配かけてごめんね」

千「無事で良かった」



数日後━



玉「だいぶ傷口がよくなってるな」

宮「蓮がさ」

玉「んっ？」



俺が見舞いに行くと。



蓮「あぁー裕太ダメえぇ」

玉「えっ、あっ、蓮!?」

蓮「俊哉は蓮のなのぉー」

玉「はあっ？」

宮「とまぁこんな感じで、デヘッ」

玉「ええっ!?」



蓮の中で、すっかりヒーローとなってしまった宮田は。



蓮「はい、アーンして」

宮「あっ、アーン！ﾊﾟｸｯ」

玉「飯くらい１人で食え」

宮「あぁータマが妬きもち焼いてるぅ､ｳﾌｯ」

蓮「妬いてるぅーっ､ﾌﾌｯ」

玉「妬いてねぇよ！」

宮・蓮「あはははっ」



でもマジで良かった、嬉しそうに笑っているその姿を見て思う。

お前が無事で―