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千年の花嫁

第18章 里帰り"帰省"

横「服はなんとかするよ」

ニ「渉!?」

横「会いたくないか会いに行きたいのか?そこんとこをハッキリしてくれない」



すると―



北「会いたいに決まってるじゃん」

ニ「ミツ」

戸「うん」

五「どんな形でもいい」

北「ずっと気になっていたんだ俺がいなくなってから母さんはどうしているんだろうって」

横「ニカ、お前は?」

ニ「親父、ミツの母さんと俺のことで喧嘩をしてしまったらしい」

五「そうなのか?」

北「あぁ」

ニ「仲直りしたのかな?」

戸「今でも一緒にいるのか気になるよね」

ニ「‥‥‥」

横「そっか、フッ」



答えは出た。



横「分かった今のお前らの気持ちを踏まえた上で太輔と、どうするか考えてみることにするよ」

ニ「渉」



それから数日後。



千「これなんかどう?」

ニ「んー胸が目立つから、いやだ」

千「じゃこれは?」

ニ「なんか女っぽくない」

千「女じゃんニカは」

ニ「でもさぁ」



結構、ファッションに煩いニカに健永が悪戦苦闘しつつなんとか準備は整い。



戸「北山、可愛い」

北「そういうトッツーだって、ニコッ」

五「二階堂ファーつけてるじゃん、よくあったな」

戸「ほんと赤くていいね」

北「んっ?赤」

ニ「ニヤッ」

五北戸「あぁーっ」



その頃、部屋では。



宮「千ちゃん大丈夫?」

千「くっそニカのやつ思いっきり人の尻尾を引き抜きやがってさ」

絆「よしよし泣かない泣かない、ニコッ」

千「泣いてねぇってあれ、絆果!?」

絆「健永、いい子いい子」

千「へっ?」

宮「あはははっ」



こうして久々に、4人は人間界へと戻される事となる。



藤「いいか必ず帰って来るんだ子供たちも待っている」



お前らは、母親なんだから。




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