千年の花嫁
第18章 里帰り"帰省"
・宮田side
その日、タマがやって来て。
宮「戦いを仕掛ける?ガヤさんがそう言ったの」
玉「そう妖狼と決着をつけるって」
宮「マジで」
玉「このまま相手の出方を待っていても、らちがあかないし下手すれば犠牲者が出るだけ」
宮「それって」
玉「この間のことが原因だと思う」
やっぱり…
宮「で、いつ?」
玉「ハッキリとした日にちは決まってないけど近いうち」
宮「‥‥っ」
玉「でも、お前は留守番だよ」
宮「なっ、どうして!」
玉「怪我が治ってないんだし当たり前じゃん」
宮「大丈夫だって」
玉「ダメっ、これは長命令なんだから」
宮「タマは、それを言いに俺の所へ来たってわけ」
玉「分かるだろ?ガヤは、いや俺達はこれ以上仲間を失いたくないんだ」
宮「くっ」
玉「言うことを聞け」
つまり、大人しくしていろってことか。
そして、数日後。
藤「あの林から妖狼を叩き出し俺たちの敷地とする」
正式に、ガヤさんから長としての言葉が神通力を通し全妖狐へと伝えられた。
藤「みや、お前はここで あいつらと子供たちを護るのが務め分かったな」
宮「でも」
藤「塚ちゃんもいる」
宮「タマは最前線へ行くの?」
藤「あいつは白狐、それが役割しかしお前は」
宮「くっ」
警護するのが、赤狐の役目。
ガヤさんの視線が、そう言っているのが分かる。
宮「…コクン」
俺は、渋々頷くしかなかった。
その日、タマがやって来て。
宮「戦いを仕掛ける?ガヤさんがそう言ったの」
玉「そう妖狼と決着をつけるって」
宮「マジで」
玉「このまま相手の出方を待っていても、らちがあかないし下手すれば犠牲者が出るだけ」
宮「それって」
玉「この間のことが原因だと思う」
やっぱり…
宮「で、いつ?」
玉「ハッキリとした日にちは決まってないけど近いうち」
宮「‥‥っ」
玉「でも、お前は留守番だよ」
宮「なっ、どうして!」
玉「怪我が治ってないんだし当たり前じゃん」
宮「大丈夫だって」
玉「ダメっ、これは長命令なんだから」
宮「タマは、それを言いに俺の所へ来たってわけ」
玉「分かるだろ?ガヤは、いや俺達はこれ以上仲間を失いたくないんだ」
宮「くっ」
玉「言うことを聞け」
つまり、大人しくしていろってことか。
そして、数日後。
藤「あの林から妖狼を叩き出し俺たちの敷地とする」
正式に、ガヤさんから長としての言葉が神通力を通し全妖狐へと伝えられた。
藤「みや、お前はここで あいつらと子供たちを護るのが務め分かったな」
宮「でも」
藤「塚ちゃんもいる」
宮「タマは最前線へ行くの?」
藤「あいつは白狐、それが役割しかしお前は」
宮「くっ」
警護するのが、赤狐の役目。
ガヤさんの視線が、そう言っているのが分かる。
宮「…コクン」
俺は、渋々頷くしかなかった。