千年の花嫁
第21章 再会"明日へ"
・河合side
最近、変な夢を見るんだよな。
そう言ったら、塚ちゃんは何故だか嬉しそうに笑った。
キーンコンカーンコン!
キーンコンカーンコン!
「はーい、みんな席につけほらそこ」
「横尾先生」
「どうした?」
「藤ヶ谷がいませーん」
ここは、稲荷村にあるとある男子校。
「あぁーあいつか、あいつは、フッ」
その保健室で。
「で?どこが痛いんだ」
「ここ、ニコッ」
「胸?」
「ハートだってハート北山先生わからないの、クスッ」
「んっ?おちょくってるんなら授業へ戻れ」
「やだっ」
校庭では、体育の授業が行われていた。
「危ない、よけろ」
へっ?なに、思った瞬間!頭に割れんばかりの痛みが走り抜け。
ドサッ!
「河合、しっかりして」
「大丈夫か」
「保健室へ連れて行こう」
「いや待て頭をボールで打っているんだ下手に動かさないほうがいい」
「じゃどうしたら?」
なんだなんだ?ずいぶんと大袈裟だな、これくらい大したことないって、あれ?
動けない…
「誰か保健の先生を呼んで来てくれ」
意識はあるのに、なんでなんだ?
暫くするとリアルに足音が聞こえ。
「おいおい俺は先生を呼んで来いって言ったんだぞ」
苛ついた声。
「私じゃダメですか?」
「男子校にどうして女子高生がいるんだよ」
「弟に会いに来ました」
「かっわいぃーっ」
「誰の姉ちゃん?」
と、そのとき。
“郁人、目を覚まして、 郁人”
“えっ?”
“俺だよ分かる”
脳裏に聞こえた覚えのある声。
“忘れちゃったの郁人”
うっわあぁ!?頭が痛てぇ、いっ、くぅーっ
“ほら眼を開け俺を見て”
パチッと開けたら、目の前にいたのはロングヘアーの女子高生で。
俺のことを見つめ、ニコニコと微笑んでいる。
「良かった気がついた」
“郁人”
「えっ」
「やっと会えた、ニコッ」
「ぁ…‥」
「知り合いか?河合」
「ちょ、ちょっと待って」
なわけないだろこんな子、俺は。
最近、変な夢を見るんだよな。
そう言ったら、塚ちゃんは何故だか嬉しそうに笑った。
キーンコンカーンコン!
キーンコンカーンコン!
「はーい、みんな席につけほらそこ」
「横尾先生」
「どうした?」
「藤ヶ谷がいませーん」
ここは、稲荷村にあるとある男子校。
「あぁーあいつか、あいつは、フッ」
その保健室で。
「で?どこが痛いんだ」
「ここ、ニコッ」
「胸?」
「ハートだってハート北山先生わからないの、クスッ」
「んっ?おちょくってるんなら授業へ戻れ」
「やだっ」
校庭では、体育の授業が行われていた。
「危ない、よけろ」
へっ?なに、思った瞬間!頭に割れんばかりの痛みが走り抜け。
ドサッ!
「河合、しっかりして」
「大丈夫か」
「保健室へ連れて行こう」
「いや待て頭をボールで打っているんだ下手に動かさないほうがいい」
「じゃどうしたら?」
なんだなんだ?ずいぶんと大袈裟だな、これくらい大したことないって、あれ?
動けない…
「誰か保健の先生を呼んで来てくれ」
意識はあるのに、なんでなんだ?
暫くするとリアルに足音が聞こえ。
「おいおい俺は先生を呼んで来いって言ったんだぞ」
苛ついた声。
「私じゃダメですか?」
「男子校にどうして女子高生がいるんだよ」
「弟に会いに来ました」
「かっわいぃーっ」
「誰の姉ちゃん?」
と、そのとき。
“郁人、目を覚まして、 郁人”
“えっ?”
“俺だよ分かる”
脳裏に聞こえた覚えのある声。
“忘れちゃったの郁人”
うっわあぁ!?頭が痛てぇ、いっ、くぅーっ
“ほら眼を開け俺を見て”
パチッと開けたら、目の前にいたのはロングヘアーの女子高生で。
俺のことを見つめ、ニコニコと微笑んでいる。
「良かった気がついた」
“郁人”
「えっ」
「やっと会えた、ニコッ」
「ぁ…‥」
「知り合いか?河合」
「ちょ、ちょっと待って」
なわけないだろこんな子、俺は。