千年の花嫁
第21章 再会"明日へ"
「君、名前は?」
「ごせ子、二階堂ごせ子」
「変わった名前だな、ハハッ」
「二…階堂?」
「あぁーっ」
とたん塚ちゃんが。
「もしかして、ごっち?」
「うん、ニコッ」
んっ?
「分からないの?河合」
ごっち…ごっ‥ハッ
「五関?」
「郁人、ニコッ」
「五関か!」
とたんギュッと抱きしめる。
「うわっ、なに!?この2人いきなり抱き合っちゃってるし」
「良かったぁ、グスン、本当に良かった」
「塚田、お前なに泣いてるんだよ」
あぁーっ、外野が煩い。
「おまえら邪魔するんじゃねぇ」
「苛々しないの、ニコッ」
「あ、はい、ヘヘッ」
かわゆーい、ニタッ
「もう河合ったらデレッとしちゃって、クスッ」
「しかし、まさか女に転生していたとは」
「予想外だったね、フッ」
と、そのとき。
「おい、そこの変態やろう姉貴から離れろ」
現れた1年生、あいつは…
「おまえ二階堂か?」
「はっ?確かに俺は二階堂高嗣だけど見ず知らずの奴に呼び捨てにされる覚えはない」
「見ず知らずの人じゃないでしょ?フッ」
「えっ」
「よく見てみたら、ニコッ」
五関にそう言われジーッと俺の顔を見つめる二階堂、その瞳がみるみる見開いていき。
生まれ変わり―
そんな事が本当に起こるだなんて、あの頃の俺は思ってもみないでいた。
「郁人」
「なに、フッ」
「ずっとずっと言わなきゃって思ってた」
「んっ?」
「ごめん、それから」
“愛している”
「五関…」
「愛している郁人、ヒクッ」
「バカ泣くなってば、フッ」
「だって、だっ、あの時」
「知ってたよ俺、ニコッ」
「えっ」
「おまえが俺に惚れていること、フッ」
「いつから!?」
「さぁーいつだったかな」
「郁人」
「もういいじゃん、こうしてまた巡り会えた。それだけで、ニコッ」
「ありがと郁人」
チュッと重なり合う唇、また2人で築いて行けばいいさ。
未来へ繋ぐ道を仲間たちと共に。
「ごせ子、二階堂ごせ子」
「変わった名前だな、ハハッ」
「二…階堂?」
「あぁーっ」
とたん塚ちゃんが。
「もしかして、ごっち?」
「うん、ニコッ」
んっ?
「分からないの?河合」
ごっち…ごっ‥ハッ
「五関?」
「郁人、ニコッ」
「五関か!」
とたんギュッと抱きしめる。
「うわっ、なに!?この2人いきなり抱き合っちゃってるし」
「良かったぁ、グスン、本当に良かった」
「塚田、お前なに泣いてるんだよ」
あぁーっ、外野が煩い。
「おまえら邪魔するんじゃねぇ」
「苛々しないの、ニコッ」
「あ、はい、ヘヘッ」
かわゆーい、ニタッ
「もう河合ったらデレッとしちゃって、クスッ」
「しかし、まさか女に転生していたとは」
「予想外だったね、フッ」
と、そのとき。
「おい、そこの変態やろう姉貴から離れろ」
現れた1年生、あいつは…
「おまえ二階堂か?」
「はっ?確かに俺は二階堂高嗣だけど見ず知らずの奴に呼び捨てにされる覚えはない」
「見ず知らずの人じゃないでしょ?フッ」
「えっ」
「よく見てみたら、ニコッ」
五関にそう言われジーッと俺の顔を見つめる二階堂、その瞳がみるみる見開いていき。
生まれ変わり―
そんな事が本当に起こるだなんて、あの頃の俺は思ってもみないでいた。
「郁人」
「なに、フッ」
「ずっとずっと言わなきゃって思ってた」
「んっ?」
「ごめん、それから」
“愛している”
「五関…」
「愛している郁人、ヒクッ」
「バカ泣くなってば、フッ」
「だって、だっ、あの時」
「知ってたよ俺、ニコッ」
「えっ」
「おまえが俺に惚れていること、フッ」
「いつから!?」
「さぁーいつだったかな」
「郁人」
「もういいじゃん、こうしてまた巡り会えた。それだけで、ニコッ」
「ありがと郁人」
チュッと重なり合う唇、また2人で築いて行けばいいさ。
未来へ繋ぐ道を仲間たちと共に。