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ギシッ、ギシッ、ギシッ！



千「ああっ、あっ、いっ、あっ、いぃーっ」



心が満たされてく。



千「絆果あぁーっ」

絆「健…永‥ｸｯ」



これが、愛されるって事なのか。



北「マジか!?」

千「うっ、うん」

北「どうして堕ちるかなぁ分かっていて、ﾊｧ」

千「だって…さ」

北「俺の弟は、なんでこうニカにしろお前にしろ押しに弱いんだか」

千「ニカの場合はちと違うし」

北「そういうことを言っているんじゃない」

藤「まぁまぁ、そう怒るな以前とは違い里帰り出来るんだし、こっちにいる者の記憶がなくなるわけじゃない」

北「そうだけど」

藤「絆果なら大丈夫、ニカとわたの自慢の息子なんだから､ﾆｺｯ」

北「太輔」



ガヤさん…



北「仕方がね親父とお袋は俺が説得する」

千「ありがと宏光」

藤「良かったな健永、お前は俺にとっても弟と同じ幸せになれよ」

千「おう」

北「そうと決まれば」

藤「んっ？」

北「バリバリ豪華な花嫁衣装にしてやるぜ」

千「はっ？」

藤「拘るとこそこ？」

北「俺のときは地味だったからな､ﾆﾔｯ」

藤「げっ、お前まだ根に持っていたのか」



あははっ―

同じ頃、もう１組のカップルが誕生していたとは俺達は知らずにいた。

そして数日後、花嫁衣装に身を包んだ俺は絆果のもとへ嫁入りする事となる。

大勢の村人と、仲間たちの祝福を受け。