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千年の花嫁

第5章 真の伝説とは

・二階堂side

朝が来て夜になり、また朝が来て。

ここには、テレビもなければゲームもない。



千「ニカ、遊ぼう」



こいつらは、一体なにを楽しみに生きているんだろう?



ニ「…あぁ」



“少しずつ、視点を俺達へ向けてはくれないか?”

なぜ妖狐が人を拐い嫁にするようになったのかを聞いた俺は。

あの日以来、徐々に連中に対し興味が沸き始めてく。

っていうか…



千「あれ?どうしたんだ元気がないじゃん」



暇すぎて、こいつらを観察することしかする事がなかったのもあるんだけどな。



ニ「別に」



こんなところで何百年も暮らすだなんて、自分だったら無理。



千「何を考えているの」



今の時点で、先のことを想像したら堪らなくなってしまう。



ニ「なんにも」



最初のうちは、わったーが俺のこと襲いまくっていたせいか。

あまり感じなかった時間の感覚が、今はすっごく長く感じ。

で、そのわったーはというと。



横「ニカ、ほら何が欲しい自分で言ってみな」



抱かれ続けて、4日目の夜。



ニ「あっあっ、わったーの、あっんっ」

横「俺のなに?」

ニ「そっ、その太いのを、俺の中へ」

横「こう」



ズブブブッ!



ニ「んあぁーっ、これっ、あぁ、これがいっ、ああっ、ひっあっ、もっ、もっと、わったーっ」



とうとう自分から、ネダるような言葉を口にしてしまってからは。

どうしてだか、俺の前に姿を現さず。




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