無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

ニ「だいたい他のやつの所へ行ってしまう時は、そうと決まっている」

玉「飽きないってニカは可愛いし、なっ千賀？」

千「おっ、おう、そのちょっと刃向かって来るところがあるけど、そこがまた征服欲をそそられて ﾊﾊｯ」



それだ！



ニ「俺があんなことを言ったから」

千「えっ」

ニ「じっ、自分からネダるようなことを」

千「なーんだ俺が言う前に言えてたんじゃん」

ニ「それで征服したと満足し次は違う奴とか、ｸｯ」

玉「いや、それはないと思うよ」

ニ「そうだ俺なんか色っぽくもないし他にそそられるとこなんてない、だからだからわったーは」



バタン！



横「帰ったよニカ」

千「横尾さん！」

玉「ふーぅ、戻って来た」

横「裕太、ニカといっしょにいてくれて有り難う」

玉「いいえどう致しまして、じゃバトンタッチして帰るね」

横「あぁ今度は自分の姫さんの傍にいてやりな」



バタン！



千「横尾さん、ニカが大変なんだ」

横「んっ？どうかしたの」



知らねぇや、もう俺は知らない。



横「ニカそんな片隅で背中を丸めて何をやっているんだよ？」



わったーなんか嫌いだ、俺よりクリクりッとした目の奴の方がいいんだろ。



横「なぁ、おい？」



どうせ俺は細い、けど生まれつきだから仕方ないじゃん。

それに比べミツは可愛い眼をしてたよなぁ…



横「ほら、こっちを向け」

ニ「触るな！」

横「‥‥っ」



他のやつを抱いて来た手で、俺に触るんじゃねぇ。



横「お前、なんで泣いているの？」

ニ「泣いてなんか、うっ」

横「どう見ても泣いているじゃん何があった俺がいなくて寂しかった？んっ」

ニ「だっ、誰が、わったーなんて、わっ、わったーなんてさ」



と、とたん身体が腕の中へ抱きしめられる。