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千年の花嫁

第7章 希望の花嫁②

横「なんだ?なんでも聞いてやる言ってみ、ニコッ」

ニ「きっ…ヒクッ‥嫌っ…」

横「俺は好きだ愛してる」

ニ「嘘…つけ‥うぅ…」

横「本当だお前だけを愛している、ニコッ」

ニ「ううっ、わったーわったーってばぁ」



ギュッと、その身体へしがみつく。



横「ごめんな寂しい思いをさせてしまって、フッ」



あげく、そう言われ俺は初めて自分の気持ちに気づいたんだ。



ニ「きっ…嫌いじゃ‥ねぇから…ヒクッ」

横「分かっている、フッ」

ニ「すっ…好きだって‥」

横「それも分かっていた」

ニ「他に…いても‥いっ」

横「なにが?」

ニ「一番…じゃなくても」

横「俺には、お前が一番だよ」

ニ「そっ、傍にいてくれなきゃ…やだっ‥ヒックン」

横「これからは離れず傍にいる、だからもう泣くなって」

ニ「だったら、クッ」

横「んっ?」



そして、とうとう自分の口から。



ニ「抱いてくれ」

横「して欲しいの?」

ニ「もっ、2日以上もしてない…身体‥疼いて…我慢‥できねんだ…クッ」



それを求めてしまってさ。



横「ふっ、やっと自分から言ったね。その言葉が聞きたかったんだ俺が欲しい?ニカ」

ニ「欲しい、いっぱい感じさせて貰いたい壊れるくらいわったーので激しく突かれたくって堪らねんだよ」

横「分かった、ふっ、なら望み通りにしてやるな」



それからはもう…



ニ「あっあっ、わったー、あっいぃ、すげっ、すっげ、もっ、もっとおぉ」



自分でも、なに言ったのか覚えてない。

ただ―



ニ「愛してる…わったー‥愛してるってぇ」



そんな俺を嬉しそうに見つめている、わったーの優しい瞳だけはハッキリと記憶に残っていて。

けど、後悔はしていない。

その腕の中に堕ちてしまったこと、心と身体は幸せに満ち溢れていたから。

たとえ結果はどうであれ…

俺は自分の気持ちに正直でありたいとそう思いながら、この先を生きて行こうと心に決める。

銀の九尾の妻として―




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