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好きにさせて

第8章 恋人(仮)



茜は
少し驚いて
軽く抵抗していたけど

次第に
身体の力は抜け

俺にされるがまま
舌を受け入れていた


どこまで…ええんやろ…


目を閉じて
俺に頭を支えられながら
舌を受け入れる茜を見下ろしながら
俺は考えていた


このシャツのボタンを
外しても

かまへんのやろうか…


その時やった


「っ…はぁ……」


茜が
顔を背けて
俺のキスにストップをかけた


「もう終わりか?」


「……ちょっと…待って」


終わりや…ないんか?

茜の
意外な言葉に
俺は驚いてしまった


「息してなかったとか
子供みたいなこというなよ?」


「そんなこと言わない(笑)」


「ほなどうしたんや?」


そう優しく聞きながら
茜の赤くなった耳を触ると
茜はくっと
肩をすくめて微笑み


「久しぶりで…

ちょっとココが
クラクラしちゃった(笑)」


と言いながら
指で
俺の目と目の間を触った


可愛い…

ほんまに
可愛い!!


いったい
いつぶりやねん!

キスしてんの
なん年ぶりやねん!!!



その
何年ぶりかのキスを
俺としてるかと思うと
俺はもう
ブレーキ不能に陥った

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