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舐める前に


そう言われた茜は
どう思っただろう

茜は
「嫌」とも
「うん」とも言わず
俺を見つめてたけど
俺の指からの
小さな膨らみへの刺激に耐えながら
こんなことを言った


「…無理……しないで」


無理？


お前
どんだけ
前の旦那に
ひどいこと言われたんや


可愛そうに


「無理なわけないやろ？
俺がしたいこと
やってるんやから。
さっき
茜は宝物や言うたばっかりやないか」


「…尚…」


少し
顔を歪めた茜の頰に
優しくふれて
キスをして
しっかり一度抱きしめてから
茜を裸にすると
俺はすぐ茜の太ももの間に
顔を埋めた


「…ぁっ…」


ひと舐めするだけで
茜の声色は変わり
その声に誘われるように
俺は秘部に舌を這わせた


「ぁ…っ……んっ…」


セックスが久しぶりやからか
元々感じやすいのか
それとも
舐められる行為が
久しぶりなのか

茜は
小さな膨らみに
俺の舌が当たるたびに
小さく喘いだ

その反応がみたくて
俺が固くした舌先で
膨らみだけを
執拗に舐めはじめると
茜は腰をもじもじとさせながら
息を荒くし


「ぁ……ナ…ナオ……
だめ、も
もう…ぁ、ぁ、ぁ…んんっ」


もう？

と言ってしまいそうなほど
あっという間に
いってしまった


イク瞬間
茜は大きく身体をビクつかせ
それから何度も
小さな痙攣を繰り返す

茜だけやのうて
俺も満足する瞬間や

俺は
口元を拭い
そんな茜を見ながら
中指を秘部に埋めた