好きにさせて
第8章 恋人(仮)
「いけたか?」
「…ん…」
うつろで
どこか
匂い立つような顔で
茜は俺に口づけ
そして
俺の硬いものに
手を伸ばした
あぁ…
茜が
俺のもん握ってる
それだけで
濡れそうや
あの隣の席で
笑うてた茜が
あの白い体操服着てた
茜が
学校から
一緒に帰った茜が…
俺のものを
優しく握り
軽くシゴいたかと思うと
身体を起こして
多分
口で
愛撫をしようとした
「茜」
「?」
「もう入れたい」
「でも…」
「ええねん。
今度やってくれ」
そう言って
俺はゴムを取り出し
茜の目の前で
袋を破った
「俺ができる
100パーセントの避妊
したるから」
身体目的やと
思われたなかった
茜を宝物やと
伝えたかった
それから
今日だけのことには
したなかった
せやから
茜の奉仕を
受け入れたなかったんや