好きにさせて
第3章 出張
「え?急にどうした?」
お、おい、落ち着け
俺はもう37で
若い子からみたら
十分おっさんで
茜は俺の女でもなんでもない
しかも平田は
そんなエグいこと
言うたわけでもない
「あ、いや、お、女。
せや、女おらんとか
ほ、ほっとけ」
「あ、あーそれな」
「そ、それやそれ」
「平田くん、どうしたの?」
俺らのやりとりが
おかしかったのか
茜がカウンター越しに
様子を聞いてきた
「い、いや
なんでもないねん」
「なんでもないわけないやろー」
なんかまずい
マジで平田酔ってるやん
酔ってる平田が
白シャツの話とかせーへんか
俺は気が気じゃなかった
「野崎のことが心配でさー」
「心配?」
「独身で女もいないって
どうすんだよ」
「あー(苦笑)そうよねぇ・・」
平田が酔ってるのに気づいたのか
茜は苦笑いを浮かべながら
俺と目を合わせた
「心配すんなって。
お前が思うてるより
俺モテんねんで」
「そおかぁ?」
「そおやって」
「あ、そしたら藤沢は?
藤沢はどうなんだよ。
彼氏は?」
「もう平田やめとけって。
だいぶ酔ってんで。
藤沢タクシー呼んだって」
「そうね」
「なぁ〜藤沢~」
「私は・・」
平田の言うことなんか
ほっとけ
と、茜に言いたかったが
酔った平田の質問に答えはじめた
茜のその先の言葉を聞きたくて
俺も
平田も
口を閉ざした
「しばらく恋人はいいかな。
せめて…あと三年くらいは
再婚するつもりもないし」
そ
そうなんや
お、おい、落ち着け
俺はもう37で
若い子からみたら
十分おっさんで
茜は俺の女でもなんでもない
しかも平田は
そんなエグいこと
言うたわけでもない
「あ、いや、お、女。
せや、女おらんとか
ほ、ほっとけ」
「あ、あーそれな」
「そ、それやそれ」
「平田くん、どうしたの?」
俺らのやりとりが
おかしかったのか
茜がカウンター越しに
様子を聞いてきた
「い、いや
なんでもないねん」
「なんでもないわけないやろー」
なんかまずい
マジで平田酔ってるやん
酔ってる平田が
白シャツの話とかせーへんか
俺は気が気じゃなかった
「野崎のことが心配でさー」
「心配?」
「独身で女もいないって
どうすんだよ」
「あー(苦笑)そうよねぇ・・」
平田が酔ってるのに気づいたのか
茜は苦笑いを浮かべながら
俺と目を合わせた
「心配すんなって。
お前が思うてるより
俺モテんねんで」
「そおかぁ?」
「そおやって」
「あ、そしたら藤沢は?
藤沢はどうなんだよ。
彼氏は?」
「もう平田やめとけって。
だいぶ酔ってんで。
藤沢タクシー呼んだって」
「そうね」
「なぁ〜藤沢~」
「私は・・」
平田の言うことなんか
ほっとけ
と、茜に言いたかったが
酔った平田の質問に答えはじめた
茜のその先の言葉を聞きたくて
俺も
平田も
口を閉ざした
「しばらく恋人はいいかな。
せめて…あと三年くらいは
再婚するつもりもないし」
そ
そうなんや