桜花楼の恋
第9章 甦った記憶
藤「自分で気づけ北山そして思い出せば全てが分かるから、ニコッ」
藤ヶ谷?
“そう俺だって、この眼を見れば分かるだろ”
北「‥‥っ」
藤「ニコッ」
北「藤…ヶ谷‥か?」
藤「コクン、ふっ」
とたん目の前のガキが。
北「藤ヶ谷!」
藤「北山、ギュッ」
夢の中の再会は、俺に忘れていた記憶を甦らせ。
横「ミツどうした起きろ、おい」
目を覚ますと。
北「…横‥尾…さ‥クッ」
横「大丈夫?寝ながら泣いてたよ、なんの夢を見てたの」
北「思い…出した‥ヒクッ」
横「えっ」
北「俺は…会っていたんだ藤ヶ谷‥に…子供の頃に‥さ」
横「そう、フッ」
北「くっ…ヒックッ」
ギュッと、横尾さんが俺を強く抱きしめる。
横「あいつはずっと捜してたんだ身体を張って自分を助けてくれたお前の事を」
北「うっ…くっ」
横「何年も何年もあれからずうーっとね、ニコッ」
10年もの歳月の中、ただ俺だけを。
横「ならもう分かるでしょ名乗った名前は、どこから付けたのか?フッ」
北「藤の…花‥クッ」
横「落ちたが為にミツと出会えた谷そこから取って藤ヶ谷太輔、その意味は」
北「な…んで‥」
横「生涯ひたすら、お前を想い続ける」
北「うっ…うわあぁーっ」
藤ヶ谷あぁーっ
横「伝わったよ太輔お前の気持ち良かったね、ニコッ」
もっ、なんにもいらね拘ったりとかもしないから身分違いも男同士だって事も、クッ
お前さえいてくれたらそれだけでいい、だから会いたい凄く会いたいよ藤ヶ谷、クッ
例えそれが、どんなに困難な道であっても信じついて行く。
そう決心したのも、この頃からだった。
その面影を求め━
藤ヶ谷?
“そう俺だって、この眼を見れば分かるだろ”
北「‥‥っ」
藤「ニコッ」
北「藤…ヶ谷‥か?」
藤「コクン、ふっ」
とたん目の前のガキが。
北「藤ヶ谷!」
藤「北山、ギュッ」
夢の中の再会は、俺に忘れていた記憶を甦らせ。
横「ミツどうした起きろ、おい」
目を覚ますと。
北「…横‥尾…さ‥クッ」
横「大丈夫?寝ながら泣いてたよ、なんの夢を見てたの」
北「思い…出した‥ヒクッ」
横「えっ」
北「俺は…会っていたんだ藤ヶ谷‥に…子供の頃に‥さ」
横「そう、フッ」
北「くっ…ヒックッ」
ギュッと、横尾さんが俺を強く抱きしめる。
横「あいつはずっと捜してたんだ身体を張って自分を助けてくれたお前の事を」
北「うっ…くっ」
横「何年も何年もあれからずうーっとね、ニコッ」
10年もの歳月の中、ただ俺だけを。
横「ならもう分かるでしょ名乗った名前は、どこから付けたのか?フッ」
北「藤の…花‥クッ」
横「落ちたが為にミツと出会えた谷そこから取って藤ヶ谷太輔、その意味は」
北「な…んで‥」
横「生涯ひたすら、お前を想い続ける」
北「うっ…うわあぁーっ」
藤ヶ谷あぁーっ
横「伝わったよ太輔お前の気持ち良かったね、ニコッ」
もっ、なんにもいらね拘ったりとかもしないから身分違いも男同士だって事も、クッ
お前さえいてくれたらそれだけでいい、だから会いたい凄く会いたいよ藤ヶ谷、クッ
例えそれが、どんなに困難な道であっても信じついて行く。
そう決心したのも、この頃からだった。
その面影を求め━