桜花楼の恋
第10章 切なき逢瀬
夢じゃないんだよな?
重ねられた唇、それでも信じられず。
北「んもっと、もう1回」
藤「北山、フッ」
チュプ―
北「んっ…ぁ‥はっ…んっまだだってば」
藤「部屋の中へ入ろ、フッ」
と、抱き上げられそのままドサッと藤ヶ谷は布団の上へ俺を寝かせ。
すぐさま裸となり覆い被さって来て。
北「もっ、何処にも行かね?ここにいっ…」
藤「チュッ、クチュクチュ」
んなわけないか、クッ
その接吻を受けながら心の中で呟いてしまう。
だって、こいつは。
藤「北山」
北「あっんっ、はっあっ」
尾張の若君なんだし、どうせすぐ戻ってしまうに決まっている。
が、それでも。
藤「この肌、この唇」
北「あぁ、んっ」
藤「チロチロ、チュクチュク」
北「ふああっ、あっ」
藤「乳首、腕、手、足」
今は、んなことは忘れて。
藤「ここも、ガシッ」
北「つああっ」
藤「ぜんぶ俺のものだ誰にもやるものか、シュッシュッ」
北「はあっ、あっ、あぁ」
おまえに溺れていたい、クッ
北「んだったら…あくっ‥俺を壊すだけ壊してくれ」
藤ヶ谷!
藤「あぁ満足するだけやってやる」
んなふうに思っている自分がいるだなんてよ、ちょっと前までは考えられなかったことだわ。
北「んっあっ、はっあぁ」
だが、少しでも一緒にいたくて仕方ねんだ。
北「藤ヶ谷あぁーっ」
それほど俺は会いたかったんだって、改めて痛感させられてしまっていた。
藤「惚れた?俺に、フッ」
北「惚れてやったんだわ」
藤「クスッ、ツプッ」
こいつだから。
北「んあっ…あっ‥お前の指…俺の中で‥暴れてる…手も‥唇…その‥クッ」
藤「なに?」
北「藤ヶ谷…じゃなきゃ‥俺は…ハァハァハァ」
藤「北山」
好きになってしまったのかもしれないと。
北「あぁ…あっ‥俺をんなふうに…したのは‥お前なのに」
ふと頭の中でそんなことを考えつつ、その腕の中へ身を任せる。
沸いて来る感情の赴くまま乱れまくり。
北「藤ヶ谷、藤ヶ谷あぁ」
ほんのひと時の再会を惜しむかの如く。
重ねられた唇、それでも信じられず。
北「んもっと、もう1回」
藤「北山、フッ」
チュプ―
北「んっ…ぁ‥はっ…んっまだだってば」
藤「部屋の中へ入ろ、フッ」
と、抱き上げられそのままドサッと藤ヶ谷は布団の上へ俺を寝かせ。
すぐさま裸となり覆い被さって来て。
北「もっ、何処にも行かね?ここにいっ…」
藤「チュッ、クチュクチュ」
んなわけないか、クッ
その接吻を受けながら心の中で呟いてしまう。
だって、こいつは。
藤「北山」
北「あっんっ、はっあっ」
尾張の若君なんだし、どうせすぐ戻ってしまうに決まっている。
が、それでも。
藤「この肌、この唇」
北「あぁ、んっ」
藤「チロチロ、チュクチュク」
北「ふああっ、あっ」
藤「乳首、腕、手、足」
今は、んなことは忘れて。
藤「ここも、ガシッ」
北「つああっ」
藤「ぜんぶ俺のものだ誰にもやるものか、シュッシュッ」
北「はあっ、あっ、あぁ」
おまえに溺れていたい、クッ
北「んだったら…あくっ‥俺を壊すだけ壊してくれ」
藤ヶ谷!
藤「あぁ満足するだけやってやる」
んなふうに思っている自分がいるだなんてよ、ちょっと前までは考えられなかったことだわ。
北「んっあっ、はっあぁ」
だが、少しでも一緒にいたくて仕方ねんだ。
北「藤ヶ谷あぁーっ」
それほど俺は会いたかったんだって、改めて痛感させられてしまっていた。
藤「惚れた?俺に、フッ」
北「惚れてやったんだわ」
藤「クスッ、ツプッ」
こいつだから。
北「んあっ…あっ‥お前の指…俺の中で‥暴れてる…手も‥唇…その‥クッ」
藤「なに?」
北「藤ヶ谷…じゃなきゃ‥俺は…ハァハァハァ」
藤「北山」
好きになってしまったのかもしれないと。
北「あぁ…あっ‥俺をんなふうに…したのは‥お前なのに」
ふと頭の中でそんなことを考えつつ、その腕の中へ身を任せる。
沸いて来る感情の赴くまま乱れまくり。
北「藤ヶ谷、藤ヶ谷あぁ」
ほんのひと時の再会を惜しむかの如く。