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・千賀side

今日もまた郭の１日が始まる、よし！

俺は、気合いを入れ宏光の部屋へと向かった。



千「おはよう」

横「健永、早いじゃん」

千「横尾さん」

横「そっか今日は宮田が来る日だったね」

千「だからじゃないもん」

横「んっ？」

千「昼間は俺が宏光の傍にいる、そう決めたんだ」

横「なる程、じゃ頼む俺にもやらなければならない事があるから助かるよ」

千「任せといて」

横「ふっ」



自分には、一体なにが出来るのだろう？あれから一生懸命考え。



北「もうメシは食ったのか？」

千「おう、ﾆｺｯ」

北「‥‥‥」



郭の息子の俺には、皆みたいに宏光を買って護ることも出来ないし。

ならやっぱりそれしかないと、グルグルー



千「やっべ」

北「んっ？」



お腹が鳴っちまった…

すると、宏光は何かに気づいたかの如く。



北「食え」

千「へっ、いやメシは食って来たって」

北「いいから食えって」



何故たかもう１人分、用意してある朝メシを俺に差し出して来てよ。



千「ぁ…‥」

北「そんな事だろうと思った横尾さんに言って頼んで貰っておいて正解だったわ」



もしかして、俺の考えていた事を予測してたってわけ。



北「俺の為にメシ抜きなんかするんじゃねぇ」

千「うっ、だってさ」

北「そんな事されてもちーっとも嬉しくなんかないからな」

千「宏光」

北「それより元気に笑っていてくれた方がいいに決まっている、ﾆｺｯ」

千「いっ、いっただきまーす！ﾊﾟｸｯ うっめぇ」

北「ふっ」



あははっ、やっぱバレてたんだ。

でも次は…