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昼過ぎ、まだ疲れが残っていたのか宏光はウトウトと居眠りをし始め、その隙に。

今だ！

そぉーっとそっと、部屋を抜け出し井戸の所まで行くと桶を手にして。



千「宏光が早く元気になってガヤさんと一緒にいる事が出来ますように」



水を汲もうとした、次の瞬間ガシッと。



千「うっ、うえっ!?誰だよ俺の腕をつかんだのは」

北「風呂にでも入りたいのか？千賀」



げっ、宏光。



北「だったらこんな冷たい水じゃなく湯の中へ入ればいいじゃん」



グイッ！



千「ひえぇーどこへ連れてくんだってばぁ」

北「風呂場に決まってるだろ、ﾌｯ」

千「へっ？」

北「一緒に入んべ、ﾆｺｯ」

千「俺と？」

北「他に誰がいるっていうんで？」

千「やったぁ宏光とお風呂おぉーっ」



グイグイッ！



北「ちょ千賀、なんでお前が引っ張っているんだわ？おい」

千「風呂、風呂、風呂」

北「ｸｽｯ」



チャップン！



千「なぁ、宏光」

北「んっ？」

千「抱かれるってどんな感じ？」

北「はっ？」

千「その…気持ちいい？」

北「どうして、んなことを誰かそうして欲しい奴でもいるの」

千「俺ね宮田が好きなの」

北「あいつを？まぁ分からなくもないが」

千「１４になったら抱いて貰う約束をしている」

北「なっ、まだ早いって」

千「なんでだよぉ」

北「お前、どういうことをするのか分かってて言ってるんだよな」

千「俺は郭の息子だ知ってるさ、それくらい」

北「んなに惚れてるの？」

千「うん、ﾆｺｯ」

北「んだか、お前と宮田がね ﾌｯ」



それから━