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・玉森side

それは、まるで救世主の如く俺には見えたんだ。



亀「裕太、ﾆｺｯ」

玉「かっ、亀梨くん」



ダッと思わず駆け寄って、抱きつき。



亀「大丈夫か？」

玉「…うっ‥俺のせいで…わたが‥わたがぁ ﾋｸｯ」

亀「それは違う渉は全て覚悟してたはずさ、あいつは軽い考えで行動を起こしたりはしない」

玉「でも…ﾋｯｸ」

亀「俺に任せて、ねっ？」

玉「ｺｸﾝ」

亀「いい子、ﾆｺｯ」



ただ━



ニ「くっ」

亀「って事で二階堂、俺は尾張の殿と話して来るから裕太のこと頼むな」

ニ「あぁ」



どうしてニカが一緒に？



ニ「あの…さ‥」

玉「なに？」

ニ「タマは、わったーの事が好きなんだよな？」

玉「うん」

ニ「じゃ２人はどういう関係？」

玉「加賀の若君？」

ニ「んまぁ」

玉「大好き、んふふっ」

ニ「ズルいってぇー２人も俺なんか」

玉「３人いや４人５人かな、いっぱい増えて分からないや、ｱﾊﾊｯ」

ニ「へっ？」

玉「ニカのことも大好きだよ、ダメ？」

ニ「あぁ、そういう意味」

玉「んっ？」



どういう意味で取ったわけ。



玉「ニカ？」

ニ「諦めんなよ絶対、ﾌｯ」

玉「えっ」

ニ「俺なんか叶うわけないのに頑張ってるんだ、それに比べタマは両想いなんだからさ」

玉「ﾊｯ」



好きなんだ、亀梨くんのこと。



ニ「気持ちが通じ合っているだけ羨ましい限り、だから」

玉「ありがと、ﾌｯ」

ニ「別に励ましているわけじゃ」

玉「うぅん、凄く嬉しい」

ニ「ふっ」



本当に、ってかじゃさっきのは妬きもち？ｸｽｯ

かっわぃー