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藤「少し痩せたか？」

北「んなことね、んなっ、あっ、ﾋﾞｸﾝ」



人目を忍ぶ若侍の姿、その懐へ手を差し入れれば懐かしい温もりが心を捉え。



藤「北山、北山」

北「もっ、もっと、俺の名を、呼んで、ああっ、あぁ藤ヶ谷あぁーっ」



ふっ、粋な計らい感謝する。



北「んんっ、はあっ」

藤「よくここまで、ｸｯ」

北「おまっ…えに‥会い…たくて」

藤「ひろ、ﾌｯ」



ズブブッ！



北「ああぁ、いっ、あぁ、いっぱい、いっ、もっと、あっあ、あぁーっ」

藤「離れていた分たくさん可愛がってやる」



ズチャ、ぐちゅ！



北「あうっ、そこ、いっ、そこ、ああっ、いぃーっ」



ずぶっ、ズブッ！



北「藤ヶ谷、藤ヶ谷あぁ」

藤「北山、俺の」

北「もっと、んもっとぉ」



バンパンパン！



北「ひっあっ、ひいっ」

藤「チュプ、ｸﾁｭｸﾁｭ」

北「んんっ‥ぁ…はふっ」



グジュ、ぐちゅ！



北「ああっ…堪らね‥ぁ…いっ‥はあっ…ああっ」



俺たちは時が許す限り再会を喜び合った。



北「もう１回、なぁもう」

藤「チュッ」

北「んんんっ」



全ての想いをぶつけ合うかの如く。



北「んまだ…もっと‥感じてぇ」



ズゴン、ズゴン！

夕刻が押し迫る中で、ただがむしゃらに。



北「あぁ、あっ、イクぅ」

藤「…きた‥っ…ｸｯ」



が、そのころ加賀の屯所では。



戸「ぷっ、ｸｸｸｯ」

橋「あはははっ」

河「笑うんじゃねぇ」

五「むっ、無理だって郁人…ぷぷぷっ」

河「なんで俺が宏光の影武者をやらなければならないんだよ、ﾁｯ」

横「仕方…が‥ないじゃん…くくくっ」

ニ「勝負に負けちゃったんだから、ｸｽｸｽｯ」

戸「しかし」

５人「似合わねぇ」

河「うっ」



郁人が、とんだ災難を被っていたとは知るよしもなく。