無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

五「でもホント綺麗だ」

北「五関」

千「宏光うぅーっ」

宮「千ちゃんダメ抱きついちゃ花嫁衣装が汚れちゃう」

千「俺、汚くないもん」

宮「口元、さっき食べてた団子のアンが付いてるよ」

千「あっ、えへっ」

河「きゃはははっ、お前なに今から食ってんの」

橋「坊ちゃんたら摘み食いしてたんだよ」



あはっ…



河「あれ塚ちゃんは？」

五「えっ…とぉ‥」



と、そのとき。



北「お前なんで俺の後ろに隠れてるんだわ？」

塚「あっ、見つかっちゃった？ﾆﾔｯ」



いつの間に!?



北「ってか口の中」

塚「んっ？なぁーんも入って、むふふっ」

橋「あぁー今、肉みたいなのが見えたぁ」

五「塚ちゃーん、ﾊｧ」

塚「美味しそうだったものだからつい、ﾍﾍｯ」



あらら、ｸｽｯ



亀「相変わらず集まると賑やかだなぁ」

戸「どうも､ﾊﾊｯ」

ニ「みっちゃん！」

北「ニカ、ﾌｯ」



ギュッ！



ニ「おめでとう俺めっちゃ嬉しいーっ」

北「あんがとな、ﾆｺｯ」

千「あぁーっ、ニカずるい俺もぉ」

宮「千ちゃん口」

千「ｺﾞｼｺﾞｼ…拭いた、宏光つうぅーっ、ダッ」

宮「おっ、俺の袂で」



ギュッ！



北「うおっち、来やがった！ﾌｯ」

千「えへっ、ﾆｺｯ」

宮「いっちょうらんがぁ」

五「まぁまぁ抑えて､ｸｽｯ」

河「宮田の可愛い健永がやったことだから仕方ないじゃん、ｸｸｸｯ」

亀「ぷっ」



気がつけば、みんな自然と集まって来る。



横「ミツ、翔たちも祝いの言葉が言いたいそうだよ」

北「横尾さん、ﾌｯ」



北山の周りには━



高田「おめでとうございます宏光殿、思い起こせば 初めて共に過ごした夜」

丸山「なにゆうてんや？ あんさん」

高田「私は心臓が高鳴り」

北「お前は隅っこで丸くなっていた、ｸｽｯ」

高田「あのとき勇気を振り絞り添い寝をしていれば」

山本「今頃は若君に斬られこの世にはいなかったかもしれない、ﾆｯ」

高田「…ですね」

一同「あはははっ」



桜花楼でも、そうだったな。