桜花楼の恋
第22章 婚礼の日
・藤ヶ谷side
無事、北山との婚儀が済み数日が経つ。
殿「さよか、ならもう少し年貢をゆるめてやったらどうだ」
俺は日々、職務に追われていた。
家臣「なれどそれでは」
と、いっても退屈な論議の場に出たり。
殿「我らの食より民、百姓の生活の方が大事であろ」
家臣「はっ」
国同士の付き合いの為、狩りや遠乗り酒を飲んだりしているだけなんだけど。
殿「太輔お主も何か思うところあらば発言せい」
が、俺にはどうもこういった場が性に合わなくてさ。
他にしている事といえば剣術や弓矢の稽古、なぁーんの変哲もない毎日。
以前はそれがつまらなくて仕方がなかった、でも今は。
京本「若君がおいでになりました」
ひろがいる。
北「また逃げ出して来たん」
藤「人聞きの悪いことを自分の御台の顔を見に来て何がいけない」
北「クスッ、まだ昼時」
藤「俺にはそんなの関係ないや」
北「藤ヶ谷」
北山お前さえ傍にいてくれたなら、俺の生きてく道は毎日がバラ色に輝いている。
北「あっ…藤っ‥」
藤「なぁ、そろそろ下の名で呼んでくれてもよくね」
北「んでも、あぁ」
藤「おまえ妙なとこ恥ずかしがるよな」
北「…だって‥言いずら…んあっ」
藤「他は、すっげぇ大胆になっちまったくせに」
北「そっ、それは、はあっ、あっいっ、そこ」
藤「ほら、クスッ」
北「もっと、藤ヶ谷、もっとぉーっ」
俺と北山が情交している間。
北「んあっ、いっ、あっ、すげっ」
大我たち5人衆が周囲を見張っていて、誰も部屋へは近づけないようにしてくれている。
だから俺らは…
北「あっ、いっ、ああっ」
藤「もっと乱れちまえ」
北「うっあ、あぁーっ」
気兼ねなく情事に耽ることが出来るってわけ、カメも粋なことをしてくれたよ。
だが雨季の時期に入ると同時に、まるでそれに合わせたかのように北山は。
藤「どうした?」
北「なんでもね」
時々、ふさぎ込むことが多くなり。
藤「退屈?城での生活」
北「んなことねぇよ」
藤「なんだったらお忍びで、みやんとこへ行って来てもいいけど」
北「‥‥っ」
藤「あいつら尾張の城下で興行しているんだろ」
北「あぁ」
無事、北山との婚儀が済み数日が経つ。
殿「さよか、ならもう少し年貢をゆるめてやったらどうだ」
俺は日々、職務に追われていた。
家臣「なれどそれでは」
と、いっても退屈な論議の場に出たり。
殿「我らの食より民、百姓の生活の方が大事であろ」
家臣「はっ」
国同士の付き合いの為、狩りや遠乗り酒を飲んだりしているだけなんだけど。
殿「太輔お主も何か思うところあらば発言せい」
が、俺にはどうもこういった場が性に合わなくてさ。
他にしている事といえば剣術や弓矢の稽古、なぁーんの変哲もない毎日。
以前はそれがつまらなくて仕方がなかった、でも今は。
京本「若君がおいでになりました」
ひろがいる。
北「また逃げ出して来たん」
藤「人聞きの悪いことを自分の御台の顔を見に来て何がいけない」
北「クスッ、まだ昼時」
藤「俺にはそんなの関係ないや」
北「藤ヶ谷」
北山お前さえ傍にいてくれたなら、俺の生きてく道は毎日がバラ色に輝いている。
北「あっ…藤っ‥」
藤「なぁ、そろそろ下の名で呼んでくれてもよくね」
北「んでも、あぁ」
藤「おまえ妙なとこ恥ずかしがるよな」
北「…だって‥言いずら…んあっ」
藤「他は、すっげぇ大胆になっちまったくせに」
北「そっ、それは、はあっ、あっいっ、そこ」
藤「ほら、クスッ」
北「もっと、藤ヶ谷、もっとぉーっ」
俺と北山が情交している間。
北「んあっ、いっ、あっ、すげっ」
大我たち5人衆が周囲を見張っていて、誰も部屋へは近づけないようにしてくれている。
だから俺らは…
北「あっ、いっ、ああっ」
藤「もっと乱れちまえ」
北「うっあ、あぁーっ」
気兼ねなく情事に耽ることが出来るってわけ、カメも粋なことをしてくれたよ。
だが雨季の時期に入ると同時に、まるでそれに合わせたかのように北山は。
藤「どうした?」
北「なんでもね」
時々、ふさぎ込むことが多くなり。
藤「退屈?城での生活」
北「んなことねぇよ」
藤「なんだったらお忍びで、みやんとこへ行って来てもいいけど」
北「‥‥っ」
藤「あいつら尾張の城下で興行しているんだろ」
北「あぁ」