テキストサイズ

桜花楼の恋

第23章 1つの出会い

その夜━



北「あっ、んっ、あぁ」

藤「どうした今日はやけに激しく求めて来るじゃん」

北「藤ヶ谷…藤っ‥」

藤「なに?」

北「…それ‥くんね…」

藤「んっ?」

北「俺…の‥くっ…口の中に‥頼む」

藤「なっ!?」



カプッとくわえると。



藤「おっ、おい、北…うっ‥ぁ…ハァハァハァ」



ジュプ、ズリュ、飲みたいんだ、お前のその液が、ジュル、ジュル、欲しいんだわ、どうしても。



藤「おまっ…なに‥いき…なり‥クッ」



尻の穴に入れられても外へ出てしまう、でも飲み込めば身体の中に吸収され自分の実となり。

だから、だからよ。



藤「はっ…ぁ‥出る…」



子は出来なくとも俺はお前のを身体の中へ入れたいんだ、クッ



藤「うっ…わ‥ビクンビクン」



藤ヶ谷あぁーっ

ドクドクっと咥内に広がった溢れんばかりの藤ヶ谷の子種。

それを━



北「‥‥っ」

藤「なっ、無理すんな出していいから」

北「ブンブン」

藤「北山」



マジにげぇこれ、けど。



北「…ん‥ゴックン」

藤「‥‥っ」

北「くっ…飲んだ‥フッ」

藤「おまっ、ギュッ」

北「藤…ヶ谷?」

藤「そんなことしなくても俺は何度でも、お前を抱いてやるって」

北「ふっ」



いいんだ、いいんだってば。



北「藤ヶ谷」

藤「なに?」

北「大好き、ニコッ」

藤「‥‥っ」

北「この先なにがあろうとも、その気持ちだけは変わりはしないから」

藤「今更どうし」

北「忘れないでくんね?」

藤「‥‥‥」

北「絶対によ、ニコッ」

藤「北っ」



これからする事で、お前が俺のことをどう思うのか

怒り、悲しみ…もしかしたら嫌われてしまうかもしれないけど。

それでもずっと想っている、藤ヶ谷だけをただ一筋に。

それを伝えたかった、精一杯の言葉に自分の慕情を込め。

そして翌日━



雪「雪と申します以後よろしゅうお願い致します」

藤「こちらこそ、ニコッ」



その幕は切って落とされる事となる、周囲の者たちの様々な思惑の中で。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ