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・河合side

河「なぁトッツーそんなに気になるんなら、ちょっと顔を見せに行ってくればいいじゃん」

戸「やだ、あんな奴の顔なんか見たくもない郭の決まりごとを無視して」



はぁ…

朝からずっとこんな調子で、俺は全く構って貰えず今は昼過ぎ。



河「でも丸障子の隙間から覗いた限りでは、あの２人いい感じな気が」

戸「そう見えるだけさ」

河「そうかなぁ」

戸「北山は我慢しているだけだよ分からないの？河合には」



いや話しているのを聞いていると、あいつ結構 遠慮せずズケズケと言ってるぜ。



河「なら俺が様子を見て来ようか？」

戸「行ってどうすんのさ」

河「直に話しをしてみてどんな奴だか確かめてみる塚ちゃんも来ることだし、そしたら…なっ？」



すると、トッツーは。



戸「ちょっとだけだよ」

河「んっ？」

戸「すぐ帰って来なきゃ嫌だからね」

河「寂しい俺がいないと」

戸「あ、当たり前じゃん」

河「ふっ、分かった ﾆｺｯ」



それから暫くし。



塚「お待たせしましたぁ、塚ちゃんの登場でーす」

河戸「‥‥‥」

塚「えっ？どしたの、なんか変かな俺、ｷｮﾄﾝ」

河「いっ、行って来るわ」

戸「う、うん」

塚「なに？ねぇ２人とも分からないよ、それじゃあ」



それは、こっちの台詞だ。

なんなんだ？その訳の分からない現れ方はよ、ﾊｧ

しかし、取り合えず気を取り直して北山の部屋の前まで行くと。



河「あのぉ、すいませーん隣の客のものですが挨拶に来ました入ってもいいですかね？」



そう、俺は声を掛けてみる。