桜花楼の恋
第4章 馴染んでく身体
河「もう俺の顔なんか見たくはないってこと?」
戸「そうだね、プイッ」
河「…分かった」
くっ、終わっちゃった終わらせちゃったよ北山。
去っていく後ろ姿を俺は見ることも出来ず、河合がいなくなったとたん泣き崩れてしまう。
戸「うっ…ヒックッ‥わあぁ」
辛かったんだ本当は、優しくされればされるほど。
いつか、こんな日が来るんじゃないかって俺、クッ
戸「ごめん…河合‥うぅ」
気がつけば、陽が沈み夜となり郭が一番活気づく時間帯となっていた。
そして━
番頭「戸塚太夫、手付けの旦那がいらっしゃいましたお通ししますので、お願いしますね」
恐怖のときが再来する。
戸「…おっ、おいでまし」
男「久しぶりだなぁ、戸塚太夫、ニヤリ」
戸「ゾクッ」
男「やっと会えて嬉しいぜ今夜は寝かせないから覚悟しとけ、ニタッ」
戸「くっ」
こいつだけは…
男「さぁ俺の腕の中へ来い可愛がってやるから」
なんど抱かれても馴染めない、その手が胸元へ触れるだけで悪寒が走るくらいに。
戸「んっ…ぁ‥はっ…クツ」
男「いいねぇ初々しい声、堪らねぇや」
戸「あっあっ、くぅーっ」
男「初めて抱いたときの事を思い出す、フッ」
戸「はっあっ、んあっ」
でも、これが今の俺なんだ。
男「あの若僧と何回やった自分の身内まで引きずり込み独り占めしようとしやがって」
この生活が変わる日が来るなんてことは絶対にない。
男「だがな、お前の身体をここまで仕込んでやったのは俺だ度素人だった初な奴に抱かれる喜びを教えてやったのは」
ガシッ!
戸「うわっ、ああぁ、んっあっ、んっいっ」
男「なっ、気持ちよくて堪らないだろ、クスッ」
戸「あっあっあっ、あぁ」
そして━
惨めなほど、感じてしまう自分の身体を恨めしく思いながらも。
俺はまた堕ちて行く救いようがない奈落の底へと。
戸「そうだね、プイッ」
河「…分かった」
くっ、終わっちゃった終わらせちゃったよ北山。
去っていく後ろ姿を俺は見ることも出来ず、河合がいなくなったとたん泣き崩れてしまう。
戸「うっ…ヒックッ‥わあぁ」
辛かったんだ本当は、優しくされればされるほど。
いつか、こんな日が来るんじゃないかって俺、クッ
戸「ごめん…河合‥うぅ」
気がつけば、陽が沈み夜となり郭が一番活気づく時間帯となっていた。
そして━
番頭「戸塚太夫、手付けの旦那がいらっしゃいましたお通ししますので、お願いしますね」
恐怖のときが再来する。
戸「…おっ、おいでまし」
男「久しぶりだなぁ、戸塚太夫、ニヤリ」
戸「ゾクッ」
男「やっと会えて嬉しいぜ今夜は寝かせないから覚悟しとけ、ニタッ」
戸「くっ」
こいつだけは…
男「さぁ俺の腕の中へ来い可愛がってやるから」
なんど抱かれても馴染めない、その手が胸元へ触れるだけで悪寒が走るくらいに。
戸「んっ…ぁ‥はっ…クツ」
男「いいねぇ初々しい声、堪らねぇや」
戸「あっあっ、くぅーっ」
男「初めて抱いたときの事を思い出す、フッ」
戸「はっあっ、んあっ」
でも、これが今の俺なんだ。
男「あの若僧と何回やった自分の身内まで引きずり込み独り占めしようとしやがって」
この生活が変わる日が来るなんてことは絶対にない。
男「だがな、お前の身体をここまで仕込んでやったのは俺だ度素人だった初な奴に抱かれる喜びを教えてやったのは」
ガシッ!
戸「うわっ、ああぁ、んっあっ、んっいっ」
男「なっ、気持ちよくて堪らないだろ、クスッ」
戸「あっあっあっ、あぁ」
そして━
惨めなほど、感じてしまう自分の身体を恨めしく思いながらも。
俺はまた堕ちて行く救いようがない奈落の底へと。