テキストサイズ

桜花楼の恋

第4章 馴染んでく身体

暫くし、気配を感じ藤ヶ谷が部屋へ戻って来たのが分かる。

だが、俺は狸寝入りをすると決め込んでいた。

すると━



藤「しっかし怒鳴りまくったからノドが乾いてしまった、あっ」



ガチャン!

んっ?なにをやっているんだ、あいつ。



藤「いってぇー手を切っちまった、うわ血すっげぇやどうしたらいい?やっべ」



はっ?怪我をしてしまったのかバカ。

ガバッ!



北「藤ヶ谷、大丈夫か」



慌てて傍へ寄ったらギュッと引き寄せられ。



藤「捕まえた、ニコッ」

北「なっ、放せ!お前また騙しやがったな」

藤「それは北山の方だろ寝たふりなんてガキみたいな手使いやがってよ」

北「いいから俺は寝るんだ、バタバタバタ」

藤「こら暴れるな本当に手を切ってしまったんだから」

北「えっ、ピタッ」



と、確かに指から血が出ているのか見え俺は思わず。



北「いっ、いてぇ?」

藤「そりゃ」

北「チューッ」

藤「‥‥っ」

北「こうすると血が止まるんだわ、ニコッ、チュッチューッ」

藤「‥‥‥」



昔、弟たちが怪我をするとよくしゃぶって血を止めてやったっけ。

そう思い、無意識にしたら。



北「ほらな、ニコッ」

藤「チュッ」

北「んっ…藤ヶ谷‥あっ」



ドサッ!



藤「お前、なんでそんなにやる事なすこと可愛いんだ堪らない、チュプ」

北「んんっ、ビクン」



逆に、かえって欲情させてしまったみたいで。



北「あっ、んっ、あぁ」



おもむろに胸元へ手を入れられ着物を脱がされ、しまいに。



北「ふっ…あっ‥クッ」

藤「もう、うつ伏せでするのは飽きた本来のやり方でいく」



こいつに押し流されて。



北「はっ、あっ、あうっ」

藤「お前のこの反り立ってるの、しゃぶってやるよ」

北「なっ、やめっ」



カプッ!



北「うあっ、あっ、んんっ、ああぁ、ビクンビクン」



ズリュ、ズリュ―

やっべ…んなんで‥これ…マジ‥すっげぇ感じ…クッ

が、次の瞬間!



藤「ツプッ」

北「つあっ」



いっ、いっぺんに2本も。



藤「グチュ、グチュ、ズリズリ、クチュクチュ」

北「ひっ、ああぁ、ダメだ、んなことしたら」



もっ、もう俺、クッ




ストーリーメニュー

TOPTOPへ