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ニ「うっえぇーなんじゃこりゃ!?すっげぇ広い」

横「ｸｽｯ」



すると━



玉「ガヤ待って、待ってったらガヤ」

藤「頼む行かせてくれ」

玉「どうして、そんな男娼なんかに拘るんだよ」

藤「それは」



あれはガヤじゃん、一緒にいるのは昨日の。



横「捜し人は見つかった」



えっ、なんでこいつ。



玉「俺がいるでしょ、ダメなのそれじゃ」

藤「ごめん、ｸｯ」

玉「ガヤ…」



それに、またあんな辛そうな顔をして。



横「行くよ」

ニ「えっ、ちょ」



しかし、この侍はどんどん先へと進んでしまい。



玉「じゃ、どうしても行くって言うんだな？」

藤「なんにも言わないで出て来てしまったんだ心配しているに決まってる」

玉「そう？向こうからしたら、ただの客の１人でしかないんじゃないの」

藤「あいつはそんな奴じゃない会って話したこともないのに分かったような口をきくな」

玉「ﾋﾞｸｯ」

藤「ぁ…悪い‥怒鳴ったりして」

玉「くっ」



なんかヤバい雰囲気だぜ、近づいたりして大丈夫なのかよ。

けど、一向に気にも止めず。



横「随分と賑やかな出迎え方だね、ﾌｯ」

藤「わた!?」



なっ!?



藤「おまえ二階堂じゃないか、どうしてここに？」

ニ「ぁ…‥」

横「門の前でウロウロしてたから連れて来た、やっぱり知り合いだったんだ」

藤「話したことはない健永と仲がいいのは知っていたけど」

横「郭の息子の？」

藤「さっすが全部お見通しってわけ、ﾌｯ」

横「とにかくここじゃ何だし太輔の部屋へ行こう誰に話しを聞かれているとも限らないし」

藤「そうだね」

玉「わた、俺」

横「お前の話しもちゃんと聞く心配するな裕太、ﾌｯ」

玉「うん、ﾆｺｯ」



なんかよく分からないけど、こいつすんげぇ。