こんなとこじゃイヤ!
第1章 最悪な出会い
あまりにも屈辱的な行為に泣いてしまいそうだった。
零れ落ちそうな涙を我慢して、涙目で男の顔を精一杯に睨みつける。
「そんな顔したって逆効果だよ。それとも俺を煽ってるつもり?」
「なっ…!」
涼しい顔して舌舐めずりする奴が、心の底から憎たらしかった。
「あっ…ッ…やんっ…イヤッ…」
後ろから抱きしめながら、肉棒を擦る動きが激しさを増していく。
グチャグチャと鳴る水音。
男の手がスピードあげてベニスを上下に扱いて、込みあげてくる射精感を、必死になって唇を噛み締めた…
「…っふぁ…あッ…んんっ…」
次の瞬間、アナウンスとともに電車が止まり、
扉が開くと同時に男を突き飛ばして、逃げるように走りだしていた。